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FXに夢を抱いて相場に参入してくる人も多いと思います。
初心者トレーダー
FXに夢を抱くこと自体は別に悪いことではありません。
しかし、問題なのは稼ぐことばかりを考えて「リスク」についての考えが疎かになっている人が多いことです。
断言しますが、リスク管理ができていない人は100%いつか退場します。
これから相場で生き残り続けたいのであれば、稼ぐことよりも先にまずはリスク管理に目を向けるべきです。
ここではFX初心者の方が絶対にやるべき9つのリスク管理についてお話してきます。
リスク管理について真剣に向き合っていなかったという方はこれを機に是非リスク管理を意識してみて下さい。
1.口座への入金額を適切な量にする
最も簡単にできる最初にやるべきリスク管理方法は口座への入金額を適切な量にするということです。
人間にはパーキンソンの法則というものが無意識のうちに働きます。
人間は与えられた分の時間やお金を全て使ってしまう傾向があるという法則のこと
例えば、財布に1万円を入れておくと、使うつもりは無かったのについつい1万円を使い切ってしまったという経験はないでしょうか?
恐らく財布に1,000円しか入っていなければ1万円を使うことなく、1,000円以内で何とかしていたはずです。
にも関わらず、財布に1万円が入っているとパーキンソンの法則が発動してついついその1万円を使い切ってしまうのです。
これと全く同じことがFX口座への入金に言えます。
FXの口座に入金した額を最初から多くしてしまうと、その分だけ多く使ってしまうのです。
最初から100万円を入金すれば100万円を使ってしまいますし、200万円を入金すれば200万円を使ってしまうのです。
つまり「そもそもFX口座への入金額を調整する」ということがリスク管理としてとても大切になるわけです。
初心者の方がいきなり無くなったら困るような大金を入金するのではなく、まずは最悪無くなっても構わない余剰資金を入金するようにしましょう。
口座にお金を入金するところから既にリスク管理は始まっています。
2.システムトラブルに対する準備をしておく
そして意外と見落としがちですが、トレード環境に対するリスク管理も大切です。
- 急な停電でパソコンが使えなくなる
- 自然災害によってトレード自体ができなくなる
- 通信機器のトラブルでネットが繋がらなくなる
いつこういったことが起こるかわかりませんので、最低でも「パソコン」と「スマホ」両方での取引ができるようにしておきましょう。
最悪パソコンが使えなくなってもスマホがあれば簡単な取引は可能です。
本気の専業トレーダーの中には自宅に発電機などを準備している人もいるくらいです。
トレード環境の不備によって損をしていてはもったいないです。
特に大きな金額を運用するのであれば「設備投資」だと思って環境を整えることが大切です。
3.持ち越しに対するリスクを理解する
ポジションを持ち越すことに対するリスクをしっかりと理解しておくことも大切です。
自分が寝ている時も為替相場は動き続けていますので、自分がチャートを見れない時間が心配な場合は一度手仕舞うか、逆指値注文を出しておくなどのリスクヘッジが必要です。
また、土日を挟んでポジションを持ち越す際にもリスクは発生します。
ポジションを持ち続けている以上、常にリスクが発生しているということを理解しておきましょう。
4.自分に合った通貨ペアを選ぶ
「どの通貨ペアで取引をするのか?」という部分も一つのリスク管理と言えます。
というのも、通貨ペアごとにボラティリティやカントリーリスクなどが異なる為です。
ボラティリティの大きい通貨ペアほど「ハイリスクハイリターン」になりやすく、小さい通貨ペアほど「ローリスクローリターン」になりやすいです。
またそれぞれの国の経済状況などによって通貨自体の信頼性という意味でのリスクも変わってきます。
通貨ペア選び一つとってもリスク管理に繋がってきますので、しっかりと自分に合った通貨ペアを選んで取引していくようにしましょう。
5.エントリーと同時に損切ラインも設定する
必ずやるべきリスクヘッジとして「エントリーと同時に損切ラインを設定する」というものがあります。
トレードに慣れていないうちはエントリーと同時に逆指値で損切ラインに注文を入れておいてもいいと思います。
FXではエントリーと同時に出口戦略も必ず持っておくことが大切です。
「エントリーしたはいいものの、どこで損切をすればいいのかわからない」という状態は全くリスク管理ができていない状態と言えます。
リスク管理ができているトレーダーはエントリーと同時に「このトレードでは最大〇〇円の損失が出る可能性がある」というのを理解した上でトレードを行います。
「いくら損をするかわからない」という状態は非常に危ういということを理解しておきましょう。
エントリーと同時に損切ラインを設定し、そして最大でいくら損失がでるのかを瞬時に計算できるようにしておきましょう。
6.ロット数を上げすぎないようにする
FXではレバレッジによって資金量以上の取引ができるのも大きな魅力の一つです。
レバレッジを上げることによって、より少ない資金でトレードができるようになるので、自制心のない初心者トレーダーはついつい資金量に見合わない量のロット数でトレードをしてしまうことがあります。
特に「早く稼ぎたい」という気持ちが強い人ほど無理にロット数を上げてしまいがちです。
「早く稼ぎたい」という気持ちばかりが先行して、その裏にあるリスクについて見えなくなってしまうと、相場の世界で待っているのは破産です。
まずは「早く稼ぎたい」という気持ちをグッとおさえて、その裏にあるリスクについてしっかりと認識することが大切です。
そして自分のトレードスタイル的にどこまでのロット数なら許容できるのかを把握し、しっかりとロット数を上げることによるリスクを考えられるようにしましょう。
7.資金量に合ったポジションサイジングをする
例えば「10万円しかない人が10万円分の取引をする」のか「100万円持っている人が10万円分の取引をする」のか「1000万円持っている人が10万円分の取引をする」のかでは同じ10万円でもリスクの度合いが全く違いますよね。
自分がFXに使える資金に対して、一度のトレードでどれほどの損失を許容できるのか?によってポジションサイジングは異なってきます。
自分に合ったポジションサイズを事前にしっかりと計算しておくことも大切なリスク管理の一つです。
8.投資先を分散する
特に資金量が多い場合などは、投資先を一か所にまとめずに分散することでリスクも分散されます。
相場の格言で「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落としてしまうと全ての卵が割れてしまいます。
しかし卵をいくつかのカゴに分散させておけば、一つのカゴを落としても、残りのカゴに入れてあった卵は割れなくて済むのです。
ただし、注意も必要です。
分散投資は確かにリスク管理としては王道の方法であり効果的ではあるのですが、ただただ闇雲に分散投資をすればいいというわけでもありません。
分散投資をするということは、それだけ分散させた投資先に対する詳しい知識やそれらをしっかりと管理する為の時間や労力がかかるということを理解しなければいけません。
「とりあえず分散投資がいいって聞いたから投資先を分散させたけど、その分散先のことをよくわかっていない」という状態でははっきり言ってリスク管理になっていません。
分散投資をするということは、それ相応の知識と時間と労力がかかることを理解しておきましょう。
9.自分に合ったFX会社を選ぶ
そして取引をするFX会社選びも重要なリスク管理の一つです。
FX会社によって「信頼できる会社か」「資金の保全はどうなっているか」「顧客に不利なレートを提示していないか」「スプレッドが開きやすくはないか」など、あらゆる面で異なってきます。
できるだけ、信頼できるFX会社を選んでおくことも大切なリスクヘッジと言えます。