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- スプレッドとは何?わかりやすく知りたい
- スプレッド0.2銭だと、1回の取引でいくらかかる?
- 「原則固定」なのに広がるのはなぜ?
- どのFX会社がいいか、スプレッドはどう比べればいい?
スプレッドとは、FXで買うときの値段(買値)と売るときの値段(売値)の差のことで、取引のたびにかかる実質的なコストです。米ドル/円のスプレッドが0.2銭なら、1万通貨の取引1回で20円かかります。
この記事では、スプレッドの意味と計算方法、「原則固定」の意味、FX会社の比べ方を初心者向けに解説します。当サイトが集めているドル円の1分足で、0.2銭が値動きの何%にあたるのかも確かめました。
スプレッドとは?買値と売値の差が「取引のコスト」
図: 取引画面の売値と買値と、スプレッドの関係(hiro-fx.com 作成・数字は例)
FXの取引画面には、売値(Bid)と買値(Ask)の2つの値段が並んで表示されます。買うときは高いほうの買値、売るときは安いほうの売値で取引するので、その差がスプレッドです。英語のspreadは「広がり・幅」という意味です。
たとえば売値157.400円・買値157.402円なら、差は0.002円で、0.2銭です。1万通貨を買ってすぐ売ると、値段が動いていなくても20円のマイナスになります。この20円が、取引にかかる実質的なコストです。
買った瞬間にマイナスから始まるのはスプレッドのため
注文した直後に損益がマイナス表示になるのは、ポジションを売値で評価しているためです。買ったポジションは売値で決済するので、スプレッドの分だけ値上がりして、やっと損益がゼロになります。売りから入った場合も同じです。
取引手数料0円でもスプレッドはかかる
取引手数料を0円にしているFX会社もあります。たとえば外為オンラインの通常の注文(成行・指値・逆指値など)や、アイネット証券のアイネットFXは、取引手数料を0円・無料と公式サイトに書いています。それでもスプレッドは毎回かかるので、FXのコストは「手数料+スプレッド」で考えます。
スプレッドは「銭」や「pips」で表示されます。米ドル/円などの対円の通貨ペアは1銭=0.01円で、ドル円では1pips=1銭です。ユーロ/米ドルのような外貨どうしは、0.0001ドル=1pipsで表します。
あわせて読みたい:FXのpipsとは?1pipsはいくらか、ドル円が1日に動く幅も実データで
スプレッドの計算方法:コスト=スプレッド×取引数量
図: スプレッドと取引数量ごとのコスト(hiro-fx.com 計算)
スプレッドのコストは「スプレッド×取引数量」で計算します。0.2銭は0.002円なので、1万通貨なら0.002円×10,000=20円です。1,000通貨なら2円、10万通貨なら200円になります。
このコストは、新規の注文から決済までの「往復」で1回分です。買うときと売るときに別々に20円ずつかかるわけではありません。売値と買値の真ん中を基準にすると、買うときに半分、売るときに半分を払っているイメージです。
ユーロ/米ドルなど外貨どうしの計算
外貨どうしの通貨ペアは、まずドルなどの外貨でコストを出し、円に換算します。ユーロ/米ドルのスプレッドが0.3pipsなら、1万通貨で0.00003ドル×10,000=0.3ドルです。1ドル=157.39円(2026年9月30日のNYの取引終了時点)なら、約47円になります。
取引数量の「1ロット」が何通貨かは会社によって違います。1ロット=1万通貨の会社もあれば、1,000通貨の会社もあるので、計算の前に確かめておきましょう。
あわせて読みたい:FXのロットとは?1ロットは何通貨・いくら必要かを国内8社で確認
【データ】スプレッド0.2銭は、ドル円の値動きの何%?
図: 2026年9月のドル円のふだんの値動きと、スプレッドの大きさの比較(hiro-fx.com 集計)
当サイトが蓄積しているドル円の1分足(2026年9月の22営業日・29,478本)で、ふだんの値動きを調べました。1日の値幅の真ん中は137pipsで、0.2銭はその0.1%にすぎません。数日持つ取引なら、スプレッドはほとんど気にならない大きさです。
一方、1分間の値動きの真ん中は3.0pipsで、0.2銭でもその7%にあたります。1.0銭なら33%です。早朝の4.2銭(FXブロードネットの午前4〜7時の値)なら、1分間の値動きより大きくなります。数分で決済する取引ほど、スプレッドの差が結果に効いてきます。
取引回数ごとのコストの早見表
図: 1日の取引回数とスプレッドのコスト(hiro-fx.com 計算)
1回20円でも、回数が増えると金額は大きくなります。1万通貨で1日30回取引すると、0.2銭でも1か月で12,000円です。同じ回数を1.0銭の口座で取引すると60,000円になり、差は月48,000円です。
1日に何度も取引するスキャルピングやデイトレードでは、スプレッドの小さい通貨ペアと会社を選ぶことが大切です。反対に、取引回数が少ない人は、スプレッドの差より取引単位や使いやすさを重視してもよいでしょう。
「原則固定」とは?固定スプレッドと変動スプレッドの違い
図: 原則固定スプレッドと変動制スプレッドの違い(hiro-fx.com 作成)
「原則固定」は、決められた時間はできるだけ広告の値で出す、という意味です。いつでも必ず固定、という意味ではありません。完全に固定のスプレッドではなく、会社が「例外」として広がる場面を書いています。
たとえばFXブロードネットは、米ドル/円0.2銭の原則固定を各営業日の午前8時〜翌午前4時に出しています。午前4時〜7時は4.2銭です。さらに原則固定の時間でも、重要指標の発表時間帯や米国市場が閉まる前後、年末年始やクリスマスなどは広がる場合があると書いています(2026年10月2日確認)。
「原則固定」がどれだけ守られたかは公表されている
金融先物取引業協会が2020年4月に公表した、スプレッド広告のルール(細則)の説明資料では、スプレッドを広告する会社は毎週、前の週から4週分の「スプレッド提示率」や最大値などの実績を公表するとしています。提示率は、広告どおりのスプレッドで出せていた時間の割合です。
提示率が100%を下回った場合は、その理由も公表します。原則固定の会社を比べるときは、広告の数字に加えて、この実績のページを見ると急変時の広がり方がわかります。
スプレッドの比べ方:公式ページで見る5つのポイント
図: スプレッドを比べるときのチェックリスト(hiro-fx.com 作成)
スプレッドは数字が小さいほどコストは下がります。ただし、同じ「スプレッド」でも会社によって数字の前提が違うので、条件をそろえて比べることが大切です。
下の表は、当サイトで紹介している3社の公式ページの表示です(2026年10月2日確認)。同じ米ドル/円でも、時間を決めた原則固定の値、参考値、幅で示した値と、書き方が3社で違います。
| 会社(PR) | 米ドル/円のスプレッド | どんな数字か | 最小の取引単位 |
|---|---|---|---|
| FXブロードネット | 0.2銭(8時〜翌4時) 4.2銭(4時〜7時) | 原則固定(例外あり) | 1,000通貨(ブロードライトコース) |
| 外為オンライン | 1〜5(単位は1銭) | 参考値 | 1,000通貨(1,000通貨コース) |
| アイネットFX(アイネット証券) | 0.7〜2.5銭 | 幅で表示(急変時は例外) | 1万通貨(1ロット) |
※各社の公式サイトの表示(2026年10月2日確認)。外為オンラインは単位「Point(レートの最小単位)」で掲載しており、米ドル/円は小数第2位(1銭)まで表示されるため1Point=1銭。並びは五十音順ではなく元記事の掲載順で、順位ではありません。
当サイトが2026年10月1日に確かめた国内6社は、いずれも米ドル/円0.2銭の原則固定を広告していました(各社の時間の比較はこちら)。また、同じ会社でも口座の種類で変わります。アイネット証券の自動売買「ループイフダン」の米ドル/円は2.0〜2.5銭で、スプレッドに投資助言報酬が含まれると説明しています。取引のスタイルに合ったサービスかどうかも含めて比べましょう。
あわせて読みたい:FXでスプレッドが開きすぎるのはなぜ?危険な時間帯と損しない6つの対策
スプレッドが広がるのはいつ?注意したい時間帯
図: スプレッドが広がりやすい場面(各社の公式サイトの例外の説明をもとに hiro-fx.com 作成)
原則固定の会社でも、取引する人が少ない日本の早朝や、経済指標の発表の前後はスプレッドが広がります。月曜の朝や年末年始、要人発言・為替介入などで相場が急に動いたときも同じです。
スプレッドが広がっているときに新しく取引すると、ふだんより大きなコストを払うことになります。損切りの逆指値が思ったより早く発動することもあるので、こうした時間はなるべく取引を避けるのが基本です。
図: 当サイト運営者 hiro@FX の解説動画「FXのスプレッドとは?スプレッドが広がる3つの理由」(公開当時の内容です。スプレッドの値は各社の最新の公式ページで確認してください)
あわせて読みたい:FXでスプレッドが開きすぎるのはなぜ?危険な時間帯と損しない6つの対策
よくある質問
Q. スプレッドは往復でかかりますか?片道ですか?
A. 新規の注文から決済までの往復で1回分です。0.2銭なら、1万通貨を買って売るまでで20円です。買うときと売るときで別々に20円ずつかかるわけではありません。
Q. スプレッドの「0.2」は何の単位ですか?
A. 米ドル/円などの対円の通貨ペアでは、ふつう「銭」です。0.2銭は0.002円です。ユーロ/米ドルなどは「pips」で、1pipsは0.0001ドルです。会社によっては「Point」など独自の単位で書くこともあるので、注記を確かめてください。
Q. スプレッドは確定申告のときに経費になりますか?
A. スプレッドは約定した値段そのものに含まれているので、損益の金額にすでに反映されています。別に経費として足す必要はありません。取引手数料がかかる口座は、年間の取引報告書で確かめましょう。
Q. スプレッドが一番狭い会社を選べばいいですか?
A. 取引回数が多い人ほどスプレッドは大切ですが、それだけで決めないほうが安心です。原則固定の時間、提示率の実績、取引単位、使いたい注文方法なども合わせて比べるのがおすすめです。
Q. 今のスプレッドはどこで確かめられますか?
A. 取引画面の売値と買値の差で確かめられます。取引ツールによっては、スプレッドの数字そのものを表示する機能もあります。ふだんの値より大きければ、早朝や急変の最中と考えられます。
まとめ:スプレッドは毎回かかるコスト。条件をそろえて比べよう
- スプレッドとは、買値と売値の差。取引のたびにかかる実質的なコスト
- コスト=スプレッド×取引数量。0.2銭なら1万通貨の往復で20円
- 0.2銭は、2026年9月のドル円の1日の値動きの0.1%、1分間の値動きの約7%。短い取引ほど影響が大きい
- 「原則固定」は決められた時間の目標の値。早朝・指標発表・急変時は広がる
- 比べるときは、原則固定の時間、提示率の実績、取引単位、数字の前提までそろえる
まずは、自分がよく取引する通貨ペアと時間帯で、使っている会社のスプレッドがいくらかを確かめてみてください。スプレッドが広がる時間帯は「スプレッドが開きすぎるのはなぜ?」で、ドル円の時間帯ごとの値動きは今日の値動きマップで確認できます。
※この記事の情報は2026年10月2日時点のものです。出典:FXブロードネット・外為オンライン・アイネット証券の公式サイト(スプレッド、取引要綱、取引手数料のページ・2026年10月2日確認)、金融先物取引業協会「広告等の表示及び景品類の提供に関する自主規制規則第9条に関する細則(スプレッド広告関係)」の説明資料(2020年4月)。ドル円の値動きは hiro-fx.com のデータ(Yahooの配信値をもとに集計)で、FX会社の値段とは数銭ずれることがあります。スプレッドは各社の都合で変更されることがあります。最新の値は各社の公式サイトでご確認ください。この記事は広告(PR)を含みます。投資の助言ではありません。取引の判断はご自身でお願いします。
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