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FXでは売買をする際に「エントリー」という言葉がよく使われます。
今回はエントリーに関する基本的なこと、そして外貨を「買う」「売る」ということに関しての基礎的なことを解説していきます。
エントリーとは?
FXで言うエントリーというのは「トレードを開始すること」を意味します。つまりポジションを持ち始めたということです。
そしてFXトレードというのは買いと売りのどちらからでもトレードを開始することができますので、それぞれ「買いエントリー」とか「売りエントリー」などと言ったりします。
例えば、106円(上記チャート赤マルの所)でドル円を買ったとしたら「106円で買いエントリー」みたいな言い方をします。
赤マルの所で買いエントリーして青マルの所で決済をしたとすると「106円で買いエントリーして117円で利確」といった感じになります。
また、エントリーは直訳すると「参加する」とか「入る」といった意味になるので、そのまま「買いで入った」とか「売りで入った」と言われることもあります。
「117円の時に売りで入った」というのは「117円の時に売りエントリーした」と同じ意味です。
「買い」と「売り」の基礎知識
「買い」と「売り」の様々な名称
買いと売りは様々な呼ばれ方をします。
買い |
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売り |
|
外貨を買う時には「ロング」「Ask」、売る時には「ショート」「Bid」といった言葉が使われることもあります。
トレーダー
トレーダー
みたいに使います。
外貨を「買う」「売る」とはどういうことか?
よく「ドル/円を買う」とか「ユーロ/円を売る」とか言いますよね。
FXトレードを始めると当たり前のように使われる言葉ですが、しっかりとこの言葉の意味を理解しているでしょうか?
「ドル/円を買う」というのは正確に言うと「ドルを買って円を売る」ということになります。
基本的には買うとか売るという言葉はスラッシュの左側に表示されている通貨に適応され、右側に表示されている通貨はその反対の売買が行われます。
つまり、「ユーロ/円を買う」だったら「ユーロを買って円を売る」ということになりますし、「米ドル/ユーロを売る」だったら「米ドルを売ってユーロを買う」ということになります。
FXでは必ず通貨がペアになっていて、左側に表示されている通貨が言葉の主体となり、右側に表示されている通貨に反対の売買を行っているわけです。
なぜ「売り」からエントリーできるのか?
FXでは売りからエントリーをすることもできるわけですが、なぜ元々持ってもいない通貨でいきなり売りからエントリーすることができるのでしょうか?
ドル/円を売りでエントリーすると言っても、そもそもドルを持っていなければ売りでエントリーできないと思ってしまいますよね。
そこでまず理解して頂きたいのが株などでもよく使われる「空売り」の原理です。
例えば、リンゴを取引するとします。
買いから入る取引
100円でリンゴを買ったとします。(この時点でリンゴの価値は1つ100円)
後に、あまり採れないという理由でリンゴが希少になり価値が上がり、1つ120円で取引されるようになったとします。(この時点でリンゴの価値は1つ120円)
ここで、100円で買ったリンゴを市場価格の120円で売ると、20円の儲けが発生します。これが買いから入る取引です。
売りから入る取引
1つ100円のリンゴを八百屋さんから借ります。
これを、他のお客さんに100円で売ります。(この時点でリンゴの価値は1つ100円)
しかし、売ってしまったリンゴは八百屋さんに返さなければなりません。
そうこうしているうちに、リンゴがたくさん取れ過ぎて、価値が下がり、1つ80円で取引されるようになったとします。(この時点でリンゴの価値は1つ80円)
80円で取引されているリンゴを他の八百屋さんで買い戻し、一番最初に借りた八百屋さんへリンゴを返せば、一件落着です。
つまり、お客さんに100円で売ったリンゴを80円で買い戻せたことになります。これで20円の儲けです。
リンゴの価値が下がる局面でも利益がだせたのがわかると思います。
これが、売りから入る取引、通称「空売り」です。
上記の例ではリンゴを用いて解説をしましたが、やっていることは外貨でも同じような感じです。
ただ、FXでは本当に外貨を借りて後から返すということをやっているわけではなく「証拠金取引」という方法で売買をしているので、あくまでこれらをデータ上で行っているということになります。
実際のお店などで何かの商品を買うとか、売るという行為とはかなり性質が違うことは理解しておきましょう。