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テクニカル分析は意味ない?有効性はあるのか?

FXにおいて、相場の動きを分析する上で「テクニカル分析」は非常にポピュラーな方法です。

そんなテクニカル分析ですが、実は「テクニカル分析に有効性はない」「テクニカル分析は無意味である」という意見も結構多くあります。

今回はテクニカル分析は意味ないのか?有効性はあるのか?という部分についてお話していきます。

結論から言うと僕は意味はあると思っています。その理由や根拠などもお話していきます。

テクニカル分析は意味ない派の3つの意見

テクニカル分析は意味ない派の3つの意見

その前にまず、「意味ない派」の人達はなぜテクニカル分析は意味ないと考えているのか?その理由を紹介していきます。

相場の動きは完全なランダム?

意味ない派の人達の根底にある考え方が「ランダムウォーク理論」です。

ランダムウォーク理論とは?

相場の値動きは、どの時点においても上昇と下降の可能性が同じ1/2であり、過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能であるとする理論のこと。

要するにどれだけ過去の値動きを分析したところで、今この瞬間から上がるか下がるかは完全な1/2なので意味がないという考え方です。

過去のチャートと似たようなパターンがあってもこれから同じ動きをするとは限らないし、値動きは完全なるランダムであり規則性はないという考え方です。

テクニカル分析には化学的根拠がない?

また、テクニカル分析には科学的根拠がなく、すべて後付けで作られたものであるという意見もあります。

よく言われるのが「目隠しをしたサル」が適当に売買をするのと、「専門家」がテクニカル分析を用いて売買をするのでは結果に大差はないと言われます。

トレンドラインなども結果がでてから後付けで引いているだけであり、テクニカル分析が有効であるのなら、なぜ将来に対してトレンドラインを引かないのか?という意見もあります。

テクニカル分析はオカルト?

その他には「テクニカル分析は未来の設計図ではない」という意見もありますし、「テクニカル分析はオカルトにすぎない」という意見もあります。

インデックス投資原理主義者であるバートン・マルキール氏はテクニカル分析もファンダメンタルズ分析も無意味な理論であり、両者ともオカルトであるとまで言っています。

インデックス投資とは?

インデックス投資とは、日経平均、TOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと

テクニカル分析は意味があると思う理由

テクニカル分析は意味があると思う理由

テクニカル分析は意味ない派の意見をいくつか紹介してきましたが、どれも意見としてわからなくはないです。

ですが、どれもちょっとだけ視点がずれているようにも感じます。

ここからは僕自身がテクニカル分析は意味があると思う理由についてお話していきます。

多くの市場参加者達が意識するであろうポイントがわかる

テクニカル分析を用いることで「多くの市場参加者達が意識するであろうポイント」もわかるようになります。

  • サポートラインに差し掛かったら買いを入れよう
  • 直近の安値を下回ったら売りを入れよう
  • トレンドラインにそって買い増ししていこう

といったように、テクニカル分析によって多くの市場参加者が意識するであろうポイントを予測することができます。

多くの市場参加者が意識するであろうポイントというのは売買も活発になり、取引高も多くなります。

取引高が多くなるポイントではHFTというファンドや機関投資家が使用しているコンピューターによる自動売買システムも機能しやすく、トレンドの形成を助長します。

これによって多くの市場参加者が意識するであろうポイントが実際に機能する形となってるのです。

このあたりはHFTの仕組みや特徴を理解するとより理解が深まると思います。

HFTについては以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

個人がHFT(高頻度取引)に勝つ為にとるべき4つの戦略勝率100%?HFTが市場に与える影響と問題点

集団心理をデータとして視覚化しパターンとして識別できるから

テクニカル分析に意味があると思う最も大きな理由が「テクニカル分析は集団心理をデータとして視覚化し、それをパターンとして識別できる」からです。

相場というのは世界中の為替市場で取引をしている人達の集団心理及び集団行動によって動いています。

当然ですが、みんなが買いたいと思うから価格が上がりますし、みんなが売りたいと思うから価格が下がりますよね。

要は相場を動かす大きな要因として「世界中の為替市場で取引をしている人達 の心理」が強く影響しているわけです。それも一人二人の心理ではなく、世界中の莫大な数の心理です。

世界中の為替市場で取引をしている人達全ての集団心理をデータとして表しているのがチャートなわけです。

相場を動かす大きな要因が相場参加者達の心理であり、そしてその集団心理をデータとして表しているのがチャートなのであれば、そのチャートを分析することに意味がないとしてしまうのは無理があると思います。

例えば「ある事象が起こると多くの投資家はこういった心理になりやすい」とか「ある事象が起こると次はこうなる傾向にある」という集団心理がチャートから読み取れるとすれば、チャート分析には大きな意味があります。

一つ例をだすなら「気温が上がると、外出する人が減る」という過去のデータがあったとします。

次にもし気温が上がった時は、やはり外出する人が減る確率が高いと予想しますよね。

要は「気温が上がると」「外出する人が減る傾向がある」ということが過去のデータからわかるわけです。

これを相場に置き換えると「〇〇というチャートの形になると、買われる傾向にある」という過去データがあったとしたら、同じようなパターンになった時に、また買われる可能性が高いと予想できるわけです。

あくまで「可能性」であり「傾向」なので、当然そうならない可能性もあります。

ですが、過去のデータからわずかでも確率を上げることはできると思います。

相場を動かす大きな要因が集団心理である以上、相場には間違いなく「流れ」や「パターン」が存在します。

何故なら、それは人間の心理だからです。

チャートには世界中の人間の心理が含まれているのです。

チャート自体の影響力が強まってきているから

そしてもう一つテクニカル分析に意味があると思う理由は「チャート自体の影響力が強まってきているから」です。

今の時代、1人1台パソコンやスマホを持っているのは当たり前ですし、気軽にチャートを見ることができる環境が整っています。

取引ツールには最初からチャートが表示されていますし、トレードをしている人であればチャートを見たことがないという人なんてほぼいないですよね。

世界中のトレーダーがチャートを目にする機会があるということは、それだけチャートの影響力は強く、トレーダー達の心理に影響を与えるということです。

例えば世界中のトレーダー達がこんなチャートを目にしたら……

チャート例
トレンドを生み出すチャート例

「やばい!下がり続けてるからまだまだ下がりそう」とか「これだけ下がってるからどっかで反発するだろう」とか、チャートからあらゆる心理的な影響を受けます。

他にもこんなパターンもあります……

一定の価格帯で反発しあうチャート例
一定の価格帯で反発しあうチャート例

「同じようなところで何度も反発してるな~」とか「横ばいの動きだな~」とか色々な心理が浮かぶと思います。

「相場を動かす大きな要因が参加者達の心理」であり、そして「チャートの動き自体が参加者達の心理に大きく影響を与える」のであれば、その影響を与えるチャートを分析することには意味があると思います。

世界中のトレーダー達がチャートを見ている以上、「みんなが売っているから売る」とか「みんなが買っているから買う」みたいな集団心理や流れみたいなものはある程度発生すると考えるのが自然です。

「高くなったからこれ以上買うのはやめよう」とか「この流れでまだまだ価格が上がりそうだ」とか、色々なことを考えますよね。

その考えの集合体がチャートなわけです。

チャートがトレーダー達の心理に影響を与えるのであれば、そのチャート自体を分析し流れを読むことは決して無駄ではないと思います。

トレードで勝ち続ける為に

FXで勝ち続ける為には「どんなに過去の値動きを検証しても未来の予測はできない=だから値動きに規則性はなく完全なランダムだ」といったように0か100かみたいな考え方をするのではなく、1%でも勝つ確率を上げていくといった考え方が大切になると思います。

そして、テクニカル分析とひとくくりに言っても分析方法は無数にあり、もちろん中にはあやしい手法もたくさんあってそれこそ無意味な考え方もたくさんあります。(テクニカル分析ならすべて有効と言うわけではないので注意して下さい)

そんな中で「なぜ有効なのか」という部分をしっかり理解して、テクニカル分析を行っていくことはとても重要なことと言えます。

なぜその分析方法は有効なのかを納得のいくまでしっかり検証したり、勉強することが、自分に合ったトレードスタイルの発見に繋がります。そこを理解することが安定したトレードの実現には不可欠です。

そもそもテクニカル分析は未来を完璧に予想するものではない

テクニカル分析意味ない派の人達は「チャートを分析したところで将来の動きを完璧に予測することは不可能。できるなら今これから上がるか下がるか当ててみろ」と言わんばかりにテクニカル分析を否定してきますが、まず大前提として「テクニカル分析は未来を完璧に予想するものではない」と思っています。

あくまで「動きの傾向」を知る為の指標に過ぎず、100%未来の予測をするものではありません。

「100%未来の予測ができないんだから過去データの検証は無意味だ」としてしまうのは極端ですし、それはテクニカル分析の否定にはならないと思っています。

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