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【チャートで比較】アメリカの中国に対する関税引き上げで為替相場への影響はどうなる?実例で解説

関税の上げ下げは為替相場にも大きな影響を与えます。

関税を上げ下げする政治的な背景は様々ありますが、僕たちのようなFXトレーダーが一番気になるのは例えば「アメリカが中国への関税を引き上げると為替相場にはどのような影響があるのか?」っていうところですよね。

そこで、アメリカと中国が互いに関税を引き上げ合った実例を元に関税引き上げ発表で為替相場はどのように動いたのか実際のチャートを用いて比較してみたいと思います。

そもそも関税と為替相場の関係性を知りたいという人は以下の記事も参考にしてみてください。

関税と為替相場の関係性をわかりやすく解説!関税を引き上げるとどうなる?影響は?

関税引き上げ発表後の為替相場の動きをチャートで比較

関税引き上げ発表後の為替相場の動きをチャートで比較

2019年8月24日にトランプ米大統領が以下のようなツイートをしました。

こちらのツイートを翻訳すると、

「 長年にわたり、中国(および他の多くの国)は、貿易、知的財産の窃盗などで米国を利用してきました。私たちの国は、中国に年間数十億ドルを失い、終わりが見えません。」

「….残念なことに、過去の政権は中国が公正で均衡の取れた貿易よりもはるかに先を行くことを許可していたため、アメリカの納税者にとって大きな負担となっています。大統領として、私はこれが起こることをもはや許すことができません!フェアトレードを達成するという精神で、私たちはこれを均衡にさせなければなりません。」

「…不公平な取引関係。中国は、米国製品の750億ドルに新しい関税を課すべきではありませんでした(政治的に動機付けられた!)。 10月1日から、現在25%で課税されている中国からの250億ドルの商品と製品は、30%で課税されます…」

「…さらに、9月1日から10%で課税されていた中国からの残りの300億ドルの商品および製品は、15%で課税されます。この問題にご注意いただきありがとうございます! 」

という旨のツイートをしました。

要するに「アメリカが2500億ドル相当の中国製品に対する関税を25%から30%に引き上げる」という内容です。

このツイートはちょうど為替相場が閉まった土曜日の朝にツイートされた為、翌週の月曜日に大きく為替相場が動くことになりました。

トランプ米大統領が対中国関税の引き上げを表明!ツイッターでのみんなの反応まとめ

それではアメリカの中国に対する関税引き上げ表明後、実際に為替相場はどのように動いたのか主要通貨ペアのチャートを見てみましょう。

ドル円の5分足チャート

ドル円5分足チャート

ドル円は週明け約40pipsほど円高ドル安方向へ窓を開けました。

ユーロ円の5分足チャート

ユーロ円5分足チャート

ユーロ円も同じく円高ユーロ安方向へ約40pipsの窓開けとなりました。

英ポンド円の5分足チャート

英ポンド円の5分足チャート

ポンド円は約70pipsほど円高英ポンド安方向へ窓を開けました。他の通貨ペアと比較するとやや大きな窓開けとなっています。

ドル円、クロス円は軒並み円高に

ということで、ドル円、クロス円は軒並み円高方向へ大きく動くという結果となりました。

このことから、アメリカの関税引き上げは「円高になりやすい」ということが言えると思います。

なぜアメリカが中国に対する関税を引き上げると円高になるのか?

なぜアメリカが中国に対する関税を引き上げると円高になるのか?

アメリカが中国に対する関税を引き上げると結果的に円高になりやすいというのはチャート比較からわかったと思います。

では、なぜアメリカが中国に対する関税を引き上げると円高になりやすいのでしょうか?

その理由について解説していきます。

関税の引き上げはアメリカにとって様々なデメリットがある為

関税を引き上げる目的は、基本的には「国家収入の確保」と「国内産業の保護」の二つとなります。

関税について詳しくは以下の記事をご覧ください。

関税と為替相場の関係性をわかりやすく解説!関税を引き上げるとどうなる?影響は?

一方で関税を引き上げることでアメリカ国内には様々なデメリットが生じます。

関税の引き上げによって起こりうるデメリット
  • 貿易量の減少
  • 企業のコストアップ
  • 物価上昇
  • 消費減少
  • 企業業績悪化
  • 資産価格下落
    など

関税を引き上げるということはすなわち国内の物の値段が上がるということでもあり、それは企業や消費者の負担が増えることにも繋がります。

結果的に企業業績が悪化したり、物価が上昇したり、消費が減少したりするので、国内の景気が悪くなってしまう可能性もあるのです。

アメリカ経済に対する不安が募ると、それだけドルは売られる展開となります。

これに加えて「貿易量の減少」が非常に大きく、貿易量の減少はイコールその国の通貨需要の減少に直結する為、今回の場合で言えばドルが売られる(つまり円高ドル安)展開になったわけです。

このような経済的な様々な理由が重なることで、結果的に「ドルが売られ円が買われる」という展開になることから、軒並み円高になるわけです。

hiro

FXトレードをするなら各国の関税の上げ下げにも注意が必要!

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