※記事内に広告を含む場合があります
限定公開中!
円高円安について動画でわかりやすく解説しています。
今回は円高と円安ということについてわかりやすく解説していきたいと思います。
世界中には様々な通貨が存在します。例えば日本だったら円、アメリカだったら米ドル、イギリスならポンドのように世界中に様々な通貨が存在します。
そして必要に応じて通貨は両替されることがあります。例えば円をドルに換えたり、ドルをユーロに変えたり、ポンドを円に替えたりとか、そういった交換が行われるわけなんですけど、その為替レートっていうのは日々変動しています。
これはドル円のチャートなんですけど、こんな感じで相場が開いてる間っていうのはその為替レートは日々刻々と変動しているわけです。
そんな中でよく出てくる言葉がこの円高と円安って言葉なんですよね。
なので今回はこの円高と円安について分かりやすく解説していきたいとおもいます。
まず円高から説明していきますけれども、円高っていうのは「円の他通貨に対する相対的価値が高い状態のこと」です。
他通貨っていうのは 円以外の通貨です。例えば米ドルとか英ポンドとか世界中に存在する円以外の通貨のことです。そんな円以外の通貨に対して相対的に円の価値が高くなることを円高と言います。
例えば今1ドル100円っていう為替レートがあったとします。これはどういう状態かというと「1ドルと100円を交換できますよ」っていうことです。
これが変動して1ドルが90円に為替レートが変動したとします。
そうすると、さっきまでは100円出さないと1ドルと交換できなかった状態なんですけれど「今は90円で1ドルと交換できる」ってことになるんです。
さっきまで100円出さないと1ドルと交換できなかったのに、90円で交換できようになったということは、つまり円の価値が上がったってことなんです。
同じように1ドル80円だったらどうなるかっていうと、さっきまで1ドルと交換するのに90円出さなければいけなかったのに、今度は80円で1ドルと交換できるようになったわけです。さらに円の価値が上がったってことです。
こんな感じで1ドルを100円で交換できるのか、1ドルを60円で交換できるのかって考えた時に60円で交換できたほうが円の価値は高いですよね。
ドルだとちょっと分かりにくいかもしれないんですけど、これをリンゴに言い換えるとすごくわかりやすくなると思います。
ドルをリンゴに変えるとこうなります。
基本的に常にリンゴの価値は一定であるとした時に、最初はリンゴ一つ100円で買わなければいけないのですが、レートが変動すると60円でリンゴが買えるということになります。
同じ価値のリンゴが100円出さなきゃ買えなかったのに対して下に行くと60円で買えるようになるわけですから、それだけ円の価値が上がっているってことなんです。
このように考え方はリンゴでも1ドルでも一緒です。
少ない円でドルと交換できる方が円の価値が高いってことになり、つまりこれが円高ということになります。
次に円安とは何かっていうと、円高の逆で「円の他通貨に対する相対的価値が低い状態のこと」です。
さっきの円高っていうのは円の価値が上がっている状態でしたが、円安は逆に円の価値が下がっている状態のことです。
これもさっきのように説明すると、例えば1ドル100円っていう為替レートあったものが1ドル110円に変動した場合、さっきまで100円で1ドルと交換できたものが今度は110円出さないと1ドルと交換できなくなったってことなんです。
だから円の価値が100円の時よりも下がっているってことなんですね。
同じように1ドル120円になったらさっきまで100円で1ドルと交換できたのに今は120円ださないと1ドルと交換できないっていうことなので、円の価値がさらに下がっているってことです。
同じように1ドルが130円にあったらさっきまで100円で1ドルと交換できたものが130円払わないと1ドルと交換できないという事ですし、同じように140になったら140円ださないと1ドルと交換できないっていうことなんです。
つまり上に行けば行くほど円の価値が低くなっているってことです。これが円安です。
これも1ドルのところをリンゴに置き換えればわかりやすいと思います。
同じ価値のリンゴをさっきまでは100円で買えたのに、今は110円出さ買えないということはつまり円の価値が下がっているということです。
同じように140円になると100円で買えたリンゴを先ほどよりも40円多く出さないと買えないっていうことなので、円の価値がそれだけ下がっているってことなんです。
同じ価値のりんごを手に入れるのにより多くの円を支払わないといけないということなので、円の価値が下がっているってことです。
これが円安です。
円高とか円安ってゴチャゴチャになりやすいんですけど、考え方のコツとしては為替相場っていうのは必ず米ドルを基準に考えるっていうことです。
ドルが基軸通貨なので「今1ドルをいくらで交換できるのか」っていう考え方を持つとわかりやすいかなと思います。
「1ドルを100円で交換できるのか」それとも「1ドルを200円で交換できるのか」って考えた時に100円よりも200円の方が多く円を払わなきゃいけないんですよね。
つまり、それだけ円の価値が下がっているって事なんです。
「1ドルを今いくらで交換できるのか」って考えると円の価値が上がってるのか下がってるのかっていうのがわかりやすいと思うんです。
練習問題をやってみましょう。
例えば、1ドル112円から1ドル102円に変動したら円高になったでしょうか?それとも円安になったのでしょうか?
これを考えてみて下さい。
分からない方は先ほど言ったように「1ドルを今いくらで交換できるのか」っていう風に考えるとヒントになると思います。
これは1ドルを112円で交換していたところから1ドルを102円で交換できるようになったわけですから、つまり1ドルを交換するのに必要な円が減ったということです。だから円の価値が上がっている局面、つまり円高になっているって事なんです。
だからドル円のチャートっていうのは下がると円高、上がると円安になるということです。