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リッチモンド連銀製造業指数とはリッチモンド連銀が毎月発表している製造業部門における景況感を表す指数のことです。
リッチモンド連銀が管轄する地域の100以上の製造業者に対して、現在と6カ月後の景況感をアンケート調査したものです。
指数が0を下回ると景況感の悪化を示し、0を上回ると景況感の改善を示します。
リッチモンド連銀の管轄地域
コロンビア特別区、メリーランド州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州、およびウェストバージニア州の大部分を含む第5連邦準備地区の製造会社が調査の対象となります。
これは米国内生産全体の約9％程度を占めています。
- いつ発表される？
- 毎月第4火曜日の午前10:00（アメリカ時間）に公開されます。
- いつから行われているの？
- 1986年6月に開始され、その後1993年11月に現在のような月次形式となりました。
- なぜ注目されているの？
- 雇用統計や国内総生産（GDP）等の重要な指標の先行指標となる為です。リッチモンド連銀の管轄地域は米国内生産全体の約9％を占めています。
- 為替相場との関係性は？
- 雇用者数の状況、賃金、失業率などはFRBの金融政策にも大きな影響を与えます。基本的には指数が高ければ景気は上向きであると判断でき、政策金利の引き上げなどから米ドル需要の増加に繋がりやすいです。反対に指数が低ければ景気は下向きであると判断でき、政策金利の引き下げなどから米ドル需要の低下に繋がりやすいです。
- アンケート内容は？
- 出荷、新規注文、受注残、設備稼働率 (機器の使用状況)、サプライヤーのリードタイム、従業員数、平均労働時間、賃金、完成品の在庫、設備投資など、ビジネスにおける様々な側面について前月からの変化を調査しています。
- 指数はどうやって算出してるの？
- 景況感の増加を報告した企業と減少を報告した企業の差をとることによって、回答を拡散指数に変換しています。データは毎月季節調整され、季節調整は毎年7月に修正されます。指数が0を下回ると景況感の悪化を示し、0を上回ると景況感の改善を示します。
- 指数が高いとどうなる？
- 指数が高ければ高いほど現在の景況感が良いと感じている企業が多いということになります。
- 誰が発表してるの？
- アメリカのリッチモンド連銀（FRDERAL RESERVE BANK OF RICHMOND）が毎月発表しています。
- どこで見れるの？
- 英語ですが米リッチモンド連銀のホームページでレポートを見ることができます。
- 注意するべきことは？
- あくまでリッチモンド連銀の管轄地域における製造会社に対するアンケートなので、アメリカ全体のデータではないということです。管轄地域とアメリカ全体で、データが比例しない場合もあります。
