米コンファレンスボード消費者信頼感指数とは?為替相場との関係性は?

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コンファレンスボード消費者信頼感指数とは「アメリカの消費者マインドや個人消費動向を示す指数」のことです。
CCI(Consumer Confidence Index)とも呼ばれています。

約5,000世帯を対象に消費者のマインド、景況感、購買意欲、休暇計画、インフレ・株価・金利に対する消費者の期待感などをアンケート調査します。

いつ発表される?
毎月最終火曜日の米国東部時間10:00に発表されます。
なぜ注目されるの?
GDPの3分の2の要素を占める個人消費動向の先行指標となり、早い段階で消費者の動向を掴むことができるからです。
指数はどうやって算出してるの?
調査開始年である1985年を100としてそこからの対比を指数化しています。
指数が高いとどうなるの?
指数が100未満の場合は1985年よりも景況感が悪く、100以上の場合は1985年よりも景況感が良いということになります。指数が高ければ高いほど、1985年よりも消費者が好景気を実感しているということになります。
誰が発表しているの?
アメリカの民間調査会社コンファレンス・ボードが毎月発表しています。
為替相場との関係性は?
個人消費動向の先行指標となることから、アメリカ全体の景気を掴むヒントになります。一般的に、景気が上向きなら金利上昇から米ドルの買い材料となり、景気が下向きなら金利下落から米ドルの売り材料となります。
どこで見れるの?
英語ですがコンファレンス・ボードのホームページでレポートを見ることができます。
注意するべきことは?
あくまで調査対象が5,000世帯だけなので、指標が実体経済と乖離してしまうこともあります。
実際に雇用統計や国内総生産時に発表されたデータと矛盾が生じてしまったこともあります。あくまで一民間調査会社が行っているアンケートであることは理解しておく必要があります。
ミシガン大学消費者信頼感指数とは何が違うの?
ミシガン大学消費者信頼感指数も同様にアメリカの消費者マインドを指数化したものですが、こちらは1966年を100として指数化したもので、アンケートは速報値の対象者は300人、確報値は500人と少ないです。その為、CCIの方がサンプル数が多い分信頼性は高いと言えます。しかし、速報性に関してはミシガン大学消費者信頼感指数の方が早いです。

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