相場の暴落・暴騰時におけるFX業者別スプレッドの開き方を比較してみた

※記事内に広告を含む場合があります

為替相場が急激に動くと、FX業者のスプレッドも大きく開きます。

FX業者が急激な為替相場の変動時にスプレッドを広げる理由については『スプレッドとは?初心者が絶対知っておくべき全情報まとめ』の中で解説しているのでそちらも参考にしてみて下さい。

そんな大暴落、大暴騰時におけるFX業者ごとのスプレッドの開き方を実例を元に比較してみたいと思います。

2019年1月3日の急激な円相場の上昇時

2019年1月3日の急激な円相場の上昇時

2019年1月3日に、急激な円相場の上昇が起きました。

わずか5分の間に1ドル108円台後半から、一気に1ドル103円台まで急激に変動をしました。

2019年1月3日の米ドル/円1時間足チャート

ここまでの短時間での大変動は2009年以来となり、多くのトレーダー達が強制ロスカットをされるという事態になりました。

相場は一時パニックになり、その時の様子は『500pips以上の記録的円高でロスカットの嵐!悲痛なツイートまとめ』と『2019年1月3日の為替相場大暴落時の5ちゃんねるの様子』の記事でまとめております。

わずか数分の間で500pips以上も変動したことで、各FX業者のスプレッドも大きく開きました。

スプレッド200pips

中にはスプレッドが200pipsというFX業者も…

なかなかえげつないですね。

スプレッド106.6pips
ドル円のスプレッド163pips
ドル円のスプレッド62.3pips

一時的にほとんどのFX会社で軒並み100pipsを超えるようなスプレッドになりました。

こういった大暴落、大暴騰の時こそFX業者を見極めるチャンスでもあります。

ということで、この時のFX業者各社の最安値やスプレッドを比較してみます。

大暴落時の米ドル円のスプレッドランキング比較

大暴落時の米ドル円のスプレッドランキング比較

急激な円高ドル安に進んだわけですが、この大暴落時にFX業者ごとにつけたスプレッドランキングが以下のようになります。

売値と買値はこの暴落時につけた各FX業者の最安値です。

順位 FX会社 スプレッド
1 SBI FXTRADE 104.9751 104.9778 0.27
2 FXプライムbyGMO 103.511 103.537 2.6
3 外貨ex byGMO 104.837 104.877 4
4 IG証券 103.614 103.676 6.2
5 GMOクリック証券 105.857 105.937 8
6 外為オンライン 105.09 105.32 23
7 DMM FX 104.438 104.880 44.2
8 外為どっとコム 104.438 105.206 76.8
9 楽天FX 104.008 104.982 97.4
10 セントラル短資FX 105.983 106.983 100
11 ヒロセ通商 104.297 105.418 112.1

注意点としては、SBI FXはこの大変動時でも0.27pipsと圧倒的ですが、これは1ロット以下の取引に限るものです。1ロット以上の取引時はこのスプレッドにはなりません。なので、実質的に1位はFXプライムと言えます。

また報告によると楽天FX、ヒロセ通商は一時スプレッドが200pipsまで開いたという話もありますので、瞬間最大風速はこのランキング通りではないかもしれません。

このランキングはあくまでも安値をつけた際のスプレッド目安です。

とは言え、こういった暴落時にはスプレッドが開きやすいFX業者や、安値を更新しやすいFX業者などがわかりやすいですね。

最安値にも差がある

スプレッドに差があるのはもちろんですが、この急落時につけた最安値にもFX業者ごとに差があるところにも注目です。

103円台までいったFX業者もあれば105円台でとどまったFX業者もありますね。

特にこのような暴落時はFX業者ごとに提示する為替レートも大きく違ってくるということです。

これは「A店でリンゴが100円で売っている」のに対して「B店ではリンゴが99円で売っている」ようなもので、為替は基本的に相対取引ですのでこのようにFX業者ごとに価格が異なってくるのです。

この最安値に関して言えば安ければいいかというとそういうわけでもありませんし、高ければいいかというとそういうわけでもありません。

できるだけインターバンクで提示されるレートに近いFX業者が比較的優良と言えます。

また、これはリアルタイムで確認できたわけではないので推測ですが、この大暴落時に最安値があまりにも高すぎるFX業者はおそらく一時的に注文がストップされ約定すらできなかった可能性があります。

逆に最安値が安いFX業者は約定率は高かったものと思われます。

他のFX業者と比較をしてあまりにもレートが乖離をしているようなFX業者はちょっと注意をした方が良いとは思います。

暴落、暴騰に強いFX業者

暴落・暴騰に強いFX業者

大暴落時にスプレッドが開きすぎていて思わぬロスカットを食らってしまった方や、今後このような大変動時にできるだけリスクを減らしたいという方は以下のFX業者で口座開設をしておくことをおすすめします。

いざという時にスプレッドが開きにくいFX業者を選んでおくのも大事なリスクヘッジの一つです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です