※記事内に広告を含む場合があります
限定公開中!
2019年10月15日より多くのFX業者が米ドル円のスプレッドを0.2銭に縮小したことが発表、及び実施されました。(期間限定で0.1銭のFX業者も!)
これによって今まで以上に取引コストが安くなるので、トレーダーにとっては嬉しい発表となりました。
特に米ドル円でスキャルピングなどを行っているトレーダーにとってはかなり大きな変更だと思います。
また、そもそもなぜこのタイミングで米ドル円のスプレッドを0.3銭から0.2銭に縮小したのか?その理由や、0.2銭でもFX業者は採算がとれる理由についても解説していきます。
米ドル/円の基準スプレッドが0.2銭のFX業者
米ドル/円の基準スプレッドが0.2銭のおすすめFX業者をいくつかまとめてみました。
DMM FX
70万口座を突破し、FX口座数国内1位のDMM FXもついに米ドル/円のスプレッドが0.2銭になりました。これによって更に人気がでそうですね。
外為ジャパン
外為ジャパンはDMM FXの子会社なので、こちらも米ドル/円のスプレッドは0.2銭となっております。
DMM FXの最小取引単位は1万通貨なのに対して、外為ジャパンでは1,000通貨からの取引が可能です。少額でFXを始めたいという人はこちらがおすすめです。
外為どっとコム
1,000通貨から取引可能な外為どっとコムも0.2銭となりました。
なぜ米ドル/円のスプレッドを0.2銭に縮小したのか?
もちろん、米ドル/円のスプレッドを0.2銭に縮小したのはFX業者各社の経営判断ですので、詳細な理由まではわかりませんが、本質的な理由は「新規顧客の獲得」と「米ドル円の取引高の増加」が目的であることは間違いないと思います。
現状では取引コストでFX業者を選ぶ人が多いので、0.1銭でも他社よりもスプレッドを縮小して、更に新規顧客を獲得していこうという狙いがあると思います。
また、近年ではポンドやユーロの人気によって米ドル/円の取引高が伸び悩んでいました。そこで米ドル/円の取引高を伸ばすために、米ドル/円のスプレッドを圧倒的に狭くしたのが最も大きな理由だと考えられます。
各社が一斉に「米ドル/円のみ」スプレッドを下げ始めたことから、背景にはアメリカによる米ドルの取引高を増加させたい、流動性を高めたいという狙いがあるように感じます。
FX業者は米ドル/円のスプレッドを0.2銭に縮小しても採算はとれるのか?
スプレッド0.2銭ですとほとんどFX業者側の利益がでないように感じてしまいますが、もちろんFX業者はしっかりと採算がとれるからスプレッドを縮小しています。
そもそも原則固定スプレッドができるFX業者というのはスプレッドで稼ぐというビジネスモデルではありません。
FX業者はどうやって儲けているのか?FX業者のビジネスモデルとは?
原則固定スプレッドができる店頭取引FX業者というのは、顧客同士の注文をFX業者内で相殺しているので顧客の注文をカバー先(インターバンク)へ流す必要がなく、本来かかる手数料(スプレッド)がかからないので、その分が全て利益となります。
これに加えて顧客とFX業者による相対取引となるので、顧客の損失もFX業者の利益となります。
つまりスプレッドによる利益というのは、最初からそこまであてにしていないと言えるので、米ドル円のスプレッドを縮小しても問題ないのです。
それよりもスプレッド競争をして、よりFXトレードに対するハードルを下げて、新規顧客の数を増やす方がより会社としての収益は伸びると考えているのだと思います。