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FXは日本で人気の投資商品の一つです。
今回は日本国内においてFXトレードを行っている人の割合や、年齢層、職業、年収などの属性を調べてみました。
調べていくうちに色々な事実が浮き彫りになりましたので紹介していきます。
この記事について動画でも解説しておりますので、是非ご覧ください。
FXの市場規模とトレードを行っている人の割合
そもそもFXというのは日本人のどのくらいの割合の人数が行っているのでしょうか?
2017年に「金融先物取引に関する個人投資家の意識調査」というアンケートが全国の20代~70代の一般男女2,000人に行われた際は、FX取引を行ったことがあると答えた人数は135人でした。
2,000人中135人なので全体の6.7%ということになります。
これを日本全体の20代~70代までの総人口である約9300万人で換算すると「9,300万人の6.7%=628万人」ということになります。
なので、恐らく日本国内では大体600万人前後の人数がFXトレードを行っていると考えられます。
ちなみに、「口座開設数」からもFXを行っている日本人のある程度の割合を算出することができます。
以下の表は日本国内における「店頭FX取引業者における取引額及び口座数」の推移です。
年度 | 取引金額合計 (兆円) |
顧客口座数 (万口座) |
2007年度 | 694.4 | 134 |
2008年度 | 1769.5 | 219 |
2009年度 | 2092.5 | 307 |
2010年度 | 1893.2 | 349 |
2011年度 | 1722.9 | 389 |
2012年度 | 2249.9 | 444 |
2013年度 | 4216.8 | 517 |
2014年度 | 4760.6 | 578 |
2015年度 | 5483.3 | 630 |
2016年度 | 4905.6 | 672 |
口座数は右肩上がりで2016年には672万口座に達しています。
店頭取引FXだけでも672万口座ですので、取引所取引FXなども含めると更に口座数は数百万口座増えると考えられます。
また、このデータも2016年までのものですので、ここから数年で更に増えていることも考えられます。
そうなると口座数だけ言えば店頭取引FXと取引所取引FXを合わせて恐らく1,000万弱くらいになるのではないかと考えられます。
ただし、一人で複数の口座を保有している人もかなりの数いると思われるのでこの口座数=FX人口ではありません。実際にはかなりの数が複数口座になると思われます。
よって、やはりFX人口が600万人前後というのはある程度信憑性は高いと考えられます。
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FXトレーダーの性別、年齢、職業、年収は?
国内では600万人前後の人がFXトレードを行っているということがわかりました。
次にFXトレードを行っている人の属性についてもデータを見てみましょう。
こちらも2017年に全国の20代~70代の一般男女2,000人を対象に行われた 「金融先物取引に関する個人投資家の意識調査」からのデータとなります。
FX取引をしている人の性別、年齢
男性 | 女性 | |
20代 | 10.4 | 2.3 |
30代 | 26.7 | 5.9 |
40代 | 22.2 | 5.9 |
50代 | 6.7 | 4.4 |
60代 | 7.4 | 2.9 |
70代 | 2.9 | 2.3 |
合計 | 76.3 | 23.7 |
男女の割合は男性76.3%、女性23.7%とやはり圧倒的に男性が多いですね。
また、年齢別でみると30代と40代が圧倒的に多いです。将来の為に投資を行っている年代とも言えるかもしれません。
FX取引をしている人の職業
職業 | 割合 |
自営業/自由業/家族従業者 | 14.9 |
常勤雇用(役員・管理職) | 12.7 |
常勤雇用(非管理職) | 33.5 |
パート・アルバイト | 13.4 |
専業主婦・主夫 | 6.7 |
無職・年金受給者/学生 | 18.0 |
その他 | 0.8 |
合計 | 100 |
職業に関してはやはり常勤雇用(非管理職)が33.5%と多いですね。
普段は会社員をやりながら副業でFXトレードをやっているという人が多いのがわかります。
FX取引をしている人の年収
世帯年収 | 割合 |
200万円未満 | 8.3 |
200~400万円未満 | 20.7 |
400~700万円未満 | 36.1 |
700~1,000万円未満 | 20.0 |
1,000万円以上 | 14.9 |
合計 | 100 |
最も多いのが世帯年収400万円~700万円未満の層ですね。
やはりある程度投資に回せるくらいの余裕資金は確保できてはいるものの、給料以外にもう少し収入を増やしたいと考えている層が多い印象です。
ということで日本国内ではおよそ600万人前後がFXトレードをしていて、そのうちの76.3%が男性で、そのうちの約半分が30代~40代であるということがわかりました。
当然と言えば当然かもしれませんが、やはり30代~40代の男性が為替市場の中心となっているのは間違いないですね。
また、市場規模も年々拡大していてFX投資に対する注目度も年々上がっているのもデータからわかりますね。
インターネットが普及したことで、今ではスマホ1台あればトレードができるようになりました。こういった背景も市場参加者を拡大させている要因だと思います。
市場規模が拡大しているというのはFXトレーダーにとっては大きなプラス材料です。
hiro