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資産運用や投資などに興味のある方の中にはバイナリーオプションに興味を持たれている方もいると思います。
「初心者におすすめ!」
「二分の一だから簡単にできる!」
なんて色々なブログ等で言われていますね。
もちろんバイナリーオプションで勝ち続けている人がいるのも事実ですが、個人的にはバイナリーオプションは本格的な資産運用先としてあまりおすすめしていません。ということでバイナリーオプションがおすすめできない5つの理由についてお話していきたいと思います。
バイナリーオプションとは?
まず、バイナリーオプションについてある程度理解しておきましょう。バイナリーオプションとは二者択一方式による為替のオプション取引のことです。
こんな感じで為替がこれから上がるか下がるかを予想して、当たれば資金が増え、外れれば損失になるというな取引のことです。トランプのハイアンドローなんかをイメージするとわかりやすいと思います。
詳しい仕組みなどは以下の記事でわかりやすく解説してますので、そもそもバイナリーオプションの仕組みなどがよくわかっていない方はまずはこちらの記事を読んでおいて下さい。
バイナリーオプションをおすすめしない5つの理由
それではバイナリーオプションがおすすめできない5つの理由についてお話していきます。
1.バイナリーオプションは「初心者向けで簡単」という誤解
バイナリーオプションを紹介しているブログなどを見ると
ブロガー
みたいなことを言っている人が多いです。その為「FXよりもバイナリーオプションの方が初心者向け」みたいなイメージをもたれる方も多いのですが、その認識は間違いです。
「簡単に参入できる」ことと「稼ぎ続ける」ことは全く別の話であることに気が付かなければいけません。「参入障壁の低さ」と「稼ぎ続けること」を同列に話すべきではないのです。
「初心者でも簡単に参入できるけど、安定して勝ち続けている人はわずか」なんていうのは初心者向けで簡単とは言わないですよね。
「上か下かを予想するだけだから簡単」なんて言うのは論点がずれまくっているわけです。本来は「稼ぎ続けることに対して」簡単かどうかを話すべきであり、安定して勝ち続ける人が少ないのですから「難しい」んです。
FXもバイナリーオプションもどちらも1年後に勝ち続けていられる人は全体の1割程度です。「初心者でも簡単!」などとは口が裂けても言えません。
2.時間制限というデメリット
バイナリーオプションは国内業者と海外業者で多少異なる部分はありますが、基本的に取引時間に数分~数時間という制限があります。決められた時間が来たら強制的に上か下かを判定されるわけです。
「もう少し待てれば予想通りに動いたのに」
「勝っているタイミングがあったのに判定時間でたまたまマイナス方向に動いてしまった」
なんていうことが起こりえるわけです。
この決められた時間においての判定を予測するというのは非常に難しく、通常のFXなどでトレンドを予測するということの比ではありません。短期的かつ決められた時間での値動きを予測するというのは極めて運の要素が強まるといっていいと思います。
取引に自由度がないというのは大きなデメリットであり、勝ちにくい要素の一つと言えます。
3.実はFXよりバイナリーオプションの方がハイリスク
ブロガー
みたいなことを言っている人も多いですよね。
これも多くの方が勘違いしているのですが、実はFXよりもバイナリーオプションの方がハイリスクです。 これはバイナリーオプションとFXの仕組みをよく理解して頂ければわかると思います。
ではわかりやすく「同じ1万円」をバイナリーオプションとFXそれぞれに投資したとします。しかし、残念ながら予想とは逆に動いてしまい損失がでたとします。この時の損失のイメージは以下のようになります。
このようにバイナリーオプションの場合は1万円全て損失となりますが、FXの場合は強制ロスカットによってほとんどの場合で資金が残ります。
もっと言うと、バイナリーオプションの場合は一度チケットを購入すると後戻りができませんが、FXの場合は強制ロスカットに至る途中で損失を限定させることも可能です。
この時の元本である1万円にかかるリスクの度合いの違いがわかるでしょうか?
圧倒的に1万円をリスクにさらす度合いが違います。バイナリーオプションの場合は0円になりますが、FXの場合は資金が残るわけです。同じ1万円に対してどちらがハイリスクであるかは一目瞭然ですよね。
とは言え、確かにFXは強制ロスカットが間に合わずに証拠金以上の損失を出す可能性があるのは事実です。ですので、資金管理やレバレッジの管理は当然必須になります。
4.バイナリーオプションはギャンブル
これは僕個人の考えですが、FXはギャンブルではありませんが、バイナリーオプションはギャンブルだと思っています。
これには明確な理由があります。
この話を理解していただくにはまず下記の記事を読んでいただけるとわかりやすいと思います。
そもそもギャンブルというのは「金品などを賭けて争う勝負事」という意味です。ここで重要になるのが「賭ける」という言葉の定義です。
「賭ける」ということは「当たれば増えて、外れれば失うという2択になる」という意味です。
FXは言わば通貨を購入しているだけですので「賭ける」という言葉の定義に当てはまりませんが、バイナリーオプションは上がるか下がるかという二択のチケットを購入しているので賭けるという言葉の定義に当てはまります。
バイナリーオプションは一度チケットを購入すると、購入金額を全て失うかペイアウト率によって増えて戻ってくるかの二択になります。
しかし、FXは一度通貨を買っても購入金額全てを失うか増えるかの二択にはなりません。
このような性質の違いが理解できればFXとバイナリーオプションは全くの別物であることがわかるかと思います。
ギャンブル性が高ければ高いほど安定したパフォーマンスを継続するのは難しくなると思います。
5.業者と顧客が利益を奪い合うシステム
バイナリーオプションのネックとも言えるのは「バイナリーオプション業者と顧客で利益を奪い合うシステム」になっていることです。顧客の損失分が業者の利益になるのです。
逆に顧客が儲かりすぎると業者は経営破綻を起こします。つまり、業者は経営を維持する為にも顧客に勝たせ続けるわけにはいかないのです。
言うなれば胴元と利益の奪い合いをしなければいけないので、FXのように顧客同士で利益を奪い合うゼロサムゲームよりもはるかに難易度が高いと言っていいと思います。(NDD方式のFX業者に限る)
バイナリーオプションはそもそもペイアウト率を調整されることで必ず期待値はマイナスになります。仮にペイアウト率1.8倍で勝率二分の一とした場合、買えば買うほど2割ずつ損していく計算になります。
業者が必ず儲かるようにできているということは、それだけ顧客は勝ちづらいということでもあります。
まとめると…
要するに胴元が大きく得をするようにできていて、なおかつギャンブル性が高くハイリスクであるので、顧客は勝ちづらい環境であると言えると思います。
バイナリーオプションをおすすめしない理由についてお話してきましたが、僕自身バイナリーオプションを全否定するつもりはありません。
「そうゆうものだ」と理解してギャンブル感覚で楽しんで行うのであれば全然ありだと思っています。
僕自身、本格的な投資対象先としてバイナリーオプションは選択しませんが、最悪無くなってもいい少額で遊び感覚でやるのであればありだと思います。(ただしそれでもしっかりと自制心を保てることが大前提ですが)
本格的に資産運用をしたいのであれば、株や為替などの方がはるかに将来性があります。このブログではFXについて詳しく解説していますので、これを機に是非FXの勉強もしてみて下さい。