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3月8日にシルバーゲートバンクの経営破綻、3月10日シリコンバレーバンクの経営破綻、そして3月13日にシグネチャーバンクの経営破綻と、システミックリスク拡大によって米銀行の経営破綻連鎖が続いています。
これらの銀行のポートフォリオが特殊だったということはありますが、それでもこれだけ経営破綻の連鎖が続くと銀行単体の問題では片づけられなくなってきています。
現に、FRBやFDICが3月13日に預金保護の措置をとったにも関わらず米銀行株の売りは止まっていません。
いくら通常業務における支払い能力がある銀行でも、取り付け騒ぎが起きてしまえば耐えられなくなってしまうことが考えられ、実際に投資家や企業などの預金保護(25万ドル)以上の資金を銀行に入れている大口顧客からの取り付けは収まっていないようです。
以下、ヘッジファンド等に売りを仕掛けられている主な銀行です。
ファーストリパブリックバンクは寄り付きで過去最大となる67%安となっています。
総資産28.4兆円、総預金23.3兆円です。1月13日時点での流動性は12.6%です。
FRBやJPモルガンチェースを通じて約9兆4000億円の流動性を確保したと発表しましたが、それでも株価の下落は止まっていません。
ザイオンズバンクは25.72%安となっています。
キーバンクは27.33%安です。
オハイオ州クリーブランドに本社を置くアメリカの地方銀行です。
資産約25.4兆円、売上高(Q4)約2.5兆円、従業員数18,000人です。
トリストフィナンシャルは16.99%安です。
ノースカロライナ州シャーロットに本社を置くアメリカの銀行持株会社です。
ウェスタンアライアンスバンクの親会社であるウェスタンアライアンスバンコープは47%安となっています。
総資産は9兆円、預金額は7.1兆円です。