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FXにはスイングトレードというトレード手法があります。
今回はスイングトレードの基本的なことから、メリットデメリット、そして勝つ為のコツについて詳しくお話していきます。
スイングトレードとは?
スイングトレードとは数日~数週間という期間をかけて売買を完結させるトレード手法のことです。
スイング(swing)というのは直訳すると「振る」とか「揺れる」という意味があります。
つまり相場の値動き(上下の揺れ)を数日かけて獲得していくというスタイルであるところからスイングトレードと言われています。
一つのトレンドのことを「ワンスイング」などとも言いますが、スイングトレードではこのように数日間をかけて大きなトレンドを狙って利益を獲得していきます。
様々なトレードスタイルの違い
スイングトレードの他にもデイトレードやスキャルピングといったトレード手法もありますが、主な違いはポジションを保有する期間、狙う利幅などが異なってきます。
保有期間の目安 | 利幅の目安 | |
スキャルピング | 数秒~数分 | 数pips |
デイトレード | 数分~数時間 | 数pips~数十pips |
スイングトレード | 数日~数週間 | 数十pips~数百pips |
長期トレード | 数週間~数カ月 | 数十pips~数百pips |
スイングトレードでは大体数日~数週間ポジションを保有して数十pipsから数百pipsという利幅を狙っていきます。
その他のトレード手法については以下の記事で更に詳しく解説しています。
また、トレードスタイルの選び方がよくわからないという方は『FX初心者が自分に合ったトレードスタイルを選ぶ5つの方法』も参考にしてみて下さい。
スイングトレード6つのメリット
1.1回のトレードで大きな利益が狙える
スイングトレードでは大きなトレンドを狙ってトレードをしていくことになるので、トレンドを掴めた時は大きな利益が狙えます。
実際、僕自身も1回のスイングトレードによって数百pipsの利益を出すことはザラにあります。
この例では2週間近くポジションを持ったままでしたが、結果的に+300pipsを超えるトレードになりました。
トレンドを掴めればリスクが少なく利益を伸ばしていくことができるのも大きなメリットです。
2.スプレッドによる取引コストをほとんど気にしなくてOK
スキャルピングやデイトレードに比べて、スイングトレードの場合は取引回数もそれほど多くはないので、トレード毎にかかるスプレッドによる取引コストはそこまでシビアに考えなくても大丈夫です。
もちろん、ロット数を増やしていけばいくほどスプレッドの差も大きくはなるのですが、トレード回数が月に数回程度とかであればスプレッドを気にしすぎるよりも、チャンスのある通貨ペアを選んだり信頼性のあるFX会社でのトレードをしたりすることに軸足を置いた方が上手くいきやすいです。
スプレッドによる取引コストをそこまで気にせずに、トレードをする通貨ペアやFX会社などの選択肢も広がるのも大きなメリットと言えます。
3.トレード環境を整える必要がない
スイングトレードの場合はスキャルピングなどのように「モニターをいくつも用意する」「Wi-Fi環境を整える」みたいなトレード環境をビシッと整える必要がありません。
1分1秒を争うみたいなトレードスタイルではないので、最悪スマホ1台でも十分トレードは可能です。
狙っていた場所でエントリーや決済ができれば十分ですので、空いた時間にスマホなどでチャートをチェックできれば十分です。
4.時間がなくてあまりチャートが見れなくてもOK
スイングトレードでは数日間ポジションを持ち続ける為、損切ラインなどにしっかりと注文を出しておけば、ポジションを持っている最中はある程度放置していても大丈夫です。
実際、僕自身もポジションを持っている最中はほとんど何もやることがありません。ただただチャートを眺めてこれからどうなっていくのか確認する程度です。
ポジションを放置できるということは時間が無くてあまりチャートが見れない人でも十分トレードが可能なスタイルであるとも言えます。
時間が無くてあまりチャートが見れないという人にも適した手法と言えます。
5.短期的な値動きのノイズに惑わされにくい
大きなトレンドを狙うため、短期的な値動きのノイズに惑わされにくいというのもメリットの一つです。
例えば、このような「大きなトレンドは下降である」ということさえわかっていれば、 途中の緑の枠内の短期的な横ばいの動きや上昇があっても、惑わされることは少ないです。
大きなトレンドの中では一時的に上昇したり横ばいの動きをすることは当然あるので、明確なトレンド転換が疑える場面になるまでは慌てずに、おおよそのトレンドをつかめていればいいのです。
そういった意味で大きなトレンドを狙うことで目先のノイズに惑わされにくくなるのもメリットと言えます。
6.スワップを獲得することも可能
FXでは低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、その分スワップポイントを受け取ることができます。
スワップポイントって何?という方は『スワップポイントとは?初心者が知っておくべき全情報まとめ』をご覧ください。
スイングトレードの場合は、数日間ポジションを持ち続けることになるので、保有している日数分のスワップポイントを受け取れるのも大きなメリットです。
ただし、逆に高金利の通貨を売って低金利の通貨を買うと保有している日数分のスワップポイントを支払わなければいけなくなりますので、デメリットにもなりえます。
スワップに関してはメリットとデメリットが表裏一体となっています。
スイングトレード6つのデメリット
1.持ち越しによるリスクがある
スイングトレードでは何日間かポジションを保有し続けることになる為、それだけ持ち越しによるリスクが発生します。
ポジションを持ち続けている以上、「急な暴落」「事件、事故、テロ、自然災害によるトラブル」「システムトラブル」「FX会社のトラブル」など様々なリスクに巻き込まれる可能性があるということです。
ポジションを持ち続けている以上、常にリスクが発生していることは頭に入れておきましょう。
2.トレードチャンスが少ない
スイングトレードでは基本的には大きなトレンドを狙っていくことになります。
その為、その大きなトレンドを掴める場面以外はなかなかトレードチャンスがありません。
じっくりと相場の動きを待てない人にはなかなか難しいトレードスタイルと言えます。
3.レンジ相場に弱い
スイングトレードはレンジ相場に弱いということも言えます。
例えばこのようなレンジ相場だった場合、緑の〇のところでエントリーしたとして数日間ポジションを保有し続けても利益はほとんどでません。
ただただ時間だけが過ぎていくことになり、資金効率、時間効率共に悪くなってしまうのです。
スイングトレードはレンジ相場に弱いというのもデメリットの一つです。
4.時間効率が悪い
スキャルピングやデイトレードと比較して、時間効率が悪いというのもデメリットです。
例えば同じ「4日間」という期間があったとして、その期間内に4回トレードをした人と1回しかトレードしなかった人では前者の方が時間を効率的に使えていることになります。
また3で書いたように、レンジ相場などでは特にその差が顕著に表れ、スキャルピングやデイトレードでは毎日トレードで利益を積み重ねられる場面でもスイングトレードでは一切利益がでないこともあります。
5.資金効率が悪い
スキャルピングやデイトレードに比べてトレード回数が少ない分、資金効率も悪くなります。
手元に10万円があるとして、同じ期間内で10回トレードをした人と1回しかトレードをしなかった人では取引高に10倍の差が生じます。
同じ資金をグルグルと回して何度もトレードをしている前者の方が圧倒的に資金効率が良く、資金が増えていくスピードも早いのです。
トレード回数が少ないゆえに資金効率が悪くなるのもデメリットと言えます。
6.スワップを支払い続けなくてはいけない可能性もある
上記メリットのところで、スワップに関してはメリットでもありデメリットでもあるとお話しましたが、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買った場合は保有している日数分のスワップポイントを支払わなければいけなくなります
スワップを払うポジションを持つ際にはそれ相応のコストがかかることをしっかりと頭に入れてトレードをしましょう。
スイングトレード4つのコツ
僕自身、主にスイングトレードをしていることが多いのですが、2018年はスイングトレードで利回り+274.4%を達成しました。(2017年は+72.9%)
スイングトレードでしっかりと勝ち続けることができているコツをいくつか紹介させて頂きます。
1.トレンドの初動を狙う
スイングトレードで勝つためには「いかにトレンドをつかめるか」という部分がとても大事になります。
トレンドさえしっかりと掴めればスイングトレードでは大きく利を伸ばすことができます。
トレンドというのは発生する際にいくつかのサインがありますが、その一つに「ブレイクアウト」というものがあります。
こんな感じでレジスタンスラインなどをブレイクアウトすると、そこからトレンドが発生する可能性が高くなります。
上のチャートで言うと緑の〇のところがレジスタンスラインをブレイクアウトしたところです。そこからあきらかな上昇トレンドに切り替わっているのがわかると思います。
こういったトレンドの初動を狙うことでその後の大きなトレンドを一気に獲得することができます。
2.チャンスの場面以外は絶対にトレードしない
スイングトレードの場合、なかなかトレードチャンスが訪れず数日間もトレードをしないなんていうこともあります。
そんな中で、負けてしまう人ほどついついそういったトレードをしない期間に焦りを抱いて、無理やり理由付けをしてトレードをしてしまうことが多いのです。
トレード回数が少ないからこそ、できるだけ優位性のあるポイントのみでトレードを徹底することがスイングトレードで勝つ為には重要です。
極端な話月に1回のトレードでも、その1回で数百pipsプラスで獲得できれば、トレードとしては大成功と言えるのです。
3.必ずエントリーと同時に損切ラインを決めておく
スイングトレードに限った話ではないですが、トレードで大事になるのは「相場がどう動いてもいいように準備をしておく」ということです。
特に損切ラインにおける準備は非常に重要で、エントリーと同時に「どこのラインで損切をするのか」までしっかりと決めておきましょう。
もし予想とは逆に動いた場合、この水準まできたらロスカットするというラインを決めておくことでリスクを限定することができます。
リスクが限定できていると、エントリーと同時に最悪の場合どのくらいの損失になるのかも瞬時に計算でき、ロット数やレバレッジの調整などもできます。
許容できるリスクの範囲によって、どれくらいのリスクをとれるのか戦略も変えられるので、必ずエントリーと同時に損切ラインの設定をしておきましょう。
4.勝率は気にせず「損小利大」を意識する
初心者の方にありがちなのが「勝率を必要以上に気にしすぎる」ということがあげれらます。
しかし、特にスイングトレードの場合ははっきり言って勝率はほとんど関係なく、大事なのは「損小利大」ができているかどうかです。
損小利大ができていれば1勝9敗でも全く問題ありません。
負 | 負 | 負 | 負 | 勝 | 負 | 負 | 負 | 負 | 負 | 合計 |
-10 | -15 | -10 | -20 | +300 | -10 | -15 | -20 | -10 | -40 | +150 |
このように損失はしっかりと限定させつつも、大きなトレンドをつかめるようにしていけば累計では十分プラスにすることが可能です。
勝てないトレーダーほどこの逆をやってしまうことがよくあります。
利確は非常に早くて、コツコツと利益を積み重ねていくのですが、損切がなかなかできず負けるときは一気にドカンと負けてしまい、今まで積み重ねた細かい利益を全て吹っ飛ばす、いわゆる「コツコツドカン」です。
スイングトレードでは、必ず「コツコツドカン」の逆である「損小利大」になるように意識することがとても大切です。
スイングトレードに適したFX会社
以下にスイングトレードに適しているFX会社を紹介しますので、スイングトレードをしていきたいという方は無料口座開設しておきましょう。
SBI FXトレード
1ロット以下での取引をするのであればSBI FXトレードはスプレッドも非常に狭く、暴落時にも強いのでおすすめです。
1ロット以下の小額から練習をしてみたい方はまずはSBI FXトレードで口座を開設しておきましょう。