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FXのトレード手法の一つに「デイトレード」というものがります。
今回はデイトレードの基本的なことから、メリットデメリット、そしてデイトレードで勝つ為のコツについてお話していきます。
デイトレードとは?
デイトレードとは1日の中で売買を完結させるトレード手法のことです。
デイ(Day)は「1日」とか「日中」という意味がありますので、直訳すると「1日の取引」という意味になります。
例えば、午前中に買ったポジションを午後には売って完結させてしまうような感じです。
こんな感じで午前9時に買ったポジションを午後21時には決済してポジションを解消してしまうような感じですね。
様々なトレードスタイルの違い
デイトレードとスキャルピングの違いがよくわからないという方もたまにいますが、ポジションを保有する目安となる時間などが異なります。
保有期間の目安 | 利幅の目安 | |
スキャルピング | 数秒~数分 | 数pips |
デイトレード | 数分~数時間 | 数pips~数十pips |
スイングトレード | 数日~数週間 | 数十pips~数百pips |
長期トレード | 数週間~数カ月 | 数十pips~数百pips |
基本的にデイトレードの場合は1日の中で売買を完結させる為、ポジションを保有する時間は必然的に数時間程度となり、得られる利幅も1日の値動きの中でのものになるので数pips~数十pipsが目安となります。
その他のトレード手法については以下の記事でより詳しく解説しております。
また、トレードスタイルの選び方がよくわからないという方は『FX初心者が自分に合ったトレードスタイルを選ぶ5つの方法』も参考にしてみて下さい。
デイトレード5つのメリット
1.時間効率が良い
スキャルピングほどではありませんが、デイトレードも比較的時間効率が良いトレード手法です。
1日1回トレードをしたとしても、月に20回以上はトレードできることになるので、その分時間効率も良いということが言えます。
例えば上記のように同じ4日間という時間内で4回トレードをした人と、1回しかトレードをしなかった人では4回トレードをした人の方が有効的に時間を使えていますよね。
デイトレードは時間効率が良いのも大きなメリットです。
2.資金効率が良い
毎日トレードを行うということは、長期的にポジションを持ち続けるよりも資金効率が良くなります。
例えば手元に10万円があるとして、同じ期間内で1回しかトレードをしなかった人よりも10回トレードをした人の方が取引高は多いですよね。
同じ資金をグルグル回して何度も何度も投資できるのは、それだけ資金効率が良いということです。
少ない資金でも増やしていきやすく、資金効率が良いということも大きなメリットです。
3.持ち越しによるリスクがない
1日の中で取引を完了させる為、ポジションを持ち越すことによるリスクがありません。
その為「寝ている間に大暴落に巻き込まれた」とか「強制ロスカットされていた」なんていうことはありません。
為替などの投資ではポジションを持っている時間が長ければ長いほどリスクにさらされる時間も比例して長いということですので、そういったリスクが限定されるのも大きなメリットです。
また、安心して寝られるので精神的な負担も少なくなるのもメリットと言えます。
4.気持ちの切り替えがしやすい
1日ごとにトレードを完結させていく手法ですので、もしその日のトレードで負けたとしても、また気持ちを切り替えて翌日に臨みやすいのもメリットと言えます。
含み損を抱えたポジションを何日も何日も持ち続けているとどうしても気持ちも落ち込みやすくなりますし、ネガティブな感情になりがちです。
しかし、デイトレードであれば1日ごとにポジションがリセットされるので気持ちの切り替えも行いやすいのです。
気持ちの切り替えがしやすいのも一つのメリットと言えます。
5.相場の急激な価格変動に対応しやすい
デイトレードを行うということはそれなりにチャートや情報などをチェックしていく必要があります。
しっかりとチャートを見れていることが大前提ですが、チャートが見れているということは急激な価格変動を察知するまでのレスポンスも早くなります。
大体急激な価格変動に巻き込まれるのは長期でポジションを保有しているホルダー達ですので、敏感にチャートをチェックしているデイトレーダー達はそういった相場の動きにもしっかりと対応していけるのもメリットです。
またデイトレーダーは常にポジションを抱えているわけでもないので、大きなニュースや指標発表がある日はトレードを控えるといった選択ができたりもします。
こういった相場の急激な動きにも臨機応変に対応しやすいのも一つのメリットです。
デイトレード4つのデメリット
1.スプレッドが蓄積される
スキャルピングほどではありませんが、デイトレードのようなトレード回数が多い手法ではスプレッドによる取引コストが蓄積されていくのも大きなデメリットです。
FXではトレードをするごとにスプレッドによる取引コストがかかります。
毎月20回~30回トレードをしていくということは、20回~30回分のコストがかかります。
仮に1回のトレードで+100pipsを獲得した人と、20回のトレード合計で+100pipsを獲得した人では、前者の方が圧倒的に取引コストが少なく収益も大きくなるのです。
2.中途半端なところで決済してしまう可能性がある
デイトレードではその日のうちにポジションを手仕舞いすることになります。
自分自身のトレードルールを守るというのは非常に重要ですので、「リスクを限定させる為にその日のうちにポジションを手仕舞う」というトレードルールがあった場合、無理やり中途半端なところで決済をしてしまう可能性もあるということです。
相場ではまだまだ上昇トレンドだったとして、ポジションを持ち続けていれば更に利益が伸ばせそうでも、自分のトレードルールにしたがって一度決済をしなければいけないのです。
「そうゆう時はポジションを持ち越せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、それでは自分自身で決めたトレードルールがブレブレです。
そもそも持ち越しによるリスクを限定する為にデイトレードという選択肢を選んだはずなのに、一時の感情で持ち越したり持ち越さなかったりしていては長期的に安定させることは難しいと言えます。
ポジションを持ち越した時に限って逆方向に動いて翌日起きたら大きな含み損を抱えていたなんてことにもなりかねません。
そして結果的になかなか損切ができず塩漬けになって、デイトレードができなくなったりするのです。これは初心者がやりがちな失敗例の一つです。
3.1日の値動きを予想しなければならない
デイトレードは1日の中でトレードを完結させる手法ですので、当然その日の値動きを予想する必要があります。
相場の予想というのは遠すぎても難しいですが、近すぎても案外難しいものです。
おおよその目線はあっていたとしても、その日1日の動きは逆に動くこともザラにあります。
ちょっとしたノイズでトレンドとは逆方向に動いてしまうことも多々あるなかで、その日の値動きを予想していかなければいけないのは難しいのです。
4.エントリーポイント、決済ポイントを毎日見つける必要がある
1日の中でチャートを見れる時間が限られていればいるほどデイトレードは難しくなります。
例えば午前8時~午前10時頃までの時間しかチャートを見れないとした場合、「その時間内でエントリーポイントを見つけなければいけない」ということです。
本来であればチャンスではない場面ではエントリーはするべきではありません。
となると朝の2時間しかチャートが見れない場合、その時間内にチャンスがこない限りほとんどエントリーすらできない日々が続くことになります。
なかなかトレードができない日々が続くと、つい焦って無理やりエントリーポジションを見つけてエントリーしてしまいやすくなります。
限られた時間の中で無理やりエントリーポイントを見つけようと必死になって結果的にポジポジ病になってしまったりします。
デイトレードはある程度チャートを見れる時間のある人が行う手法と言えます。
デイトレードで稼ぐための4つのコツ
1.大きなトレンドを把握する
デイトレードを行う場合は「1分足チャート」「5分足チャート」「1時間足チャート」などの短い時間軸のチャートを使用するのが一般的です。
エントリーや決済時の目安としてこのような短い時間軸のチャートを使用するのは当然ですが、それと同時にデイトレードと言えど「日足チャート」「週足チャート」「月足チャート」などの長い時間軸のチャートを確認して大きなトレンドをしっかり把握しておくことはとても大切です。
相場の場合は大きなトレンドの力が最も強いので、その大きなトレンドの力に逆らわないようにしていくようにすることで勝率を高めることができます。
例えばこちらの米ドル/円の日足チャート見て頂くと、緑の枠内はあきらかな下降トレンドであることがわかります。
この下降トレンドの期間中は7割~8割くらいは陰線になっていますよね。
そんな中ロング(買い)ポジションでのデイトレードを行っていくのは非常に難易度が高く勝ちづらいというのがわかると思います。
逆にこの下降トレンド中にデイトレードで毎日ショート(売り)で勝負していれば7割~8割はほぼ勝てるということになります。
この大きなトレンドをつかめていればデイトレードにおいても勝ちやすくなるというのがわかると思います。
2.なるべく流動性の高い時間帯を狙う
特にデイトレードの場合はなるべく流動性の高い時間帯を狙うことも大切です。
流動性の高い時間帯はボラティリティも大きくなりやすく、値動きも安定しやすい為トレードがしやすいのです。
具体的に流動性の高い時間帯というのは「ロンドン市場」と「ニューヨーク市場」が開いている時間帯となります。
つまり日本時間の17時~翌5時ということになるのですが、ロンドン市場とニューヨーク市場が同時に開いている22時~2時が特に流動性が高くなる時間帯です。
このような取引高が多く流動性の高い時間帯を狙ってトレードをすることで、短い時間でもしっかりとボラティリティを獲得することができます。
3.優位性のあるトレードルールを作る
当然ですがしっかりと優位性のある自分のトレードルールを作り、そしてそのルールを徹底して守ることが大切です。
トレードルールを作る際に特に重要になるのはテクニカル分析を重要視することです。
デイトレードのような数時間で完結するようなトレード手法の場合は、ファンダメンタルズよりもテクニカル分析を利用したトレードが有効です。
目先の動き、数時間後の動きなどはチャートを元に判断していくことでよりトレードの精度を高めることができます。
ブレイクアウトを狙ったり、サポートラインやレジスタンスラインを基準にトレードしたり、チャートの形から損切ラインを決めたり、自分が優位性があると判断したトレードルールを作りましょう。
4.デイトレードに適した通貨ペアを選ぶ
デイトレードに適した通貨ペアを選ぶことも大切です。
デイトレードをするのであれば
- スプレッドが狭い
- 流動性が高い
- ボラティリティがある程度大きい
このような通貨ペアを選んでいくことが大切です。
これらの条件を満たしている「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「ユーロ/円」などの通貨ペアはおすすめです。
通貨ペアの選び方については『トレードの勝率が上がる通貨ペアの選び方』で更に詳しく書いておりますので是非参考にしてみて下さい。
デイトレードに適したFX会社
デイトレードを行う場合は、スプレッドが狭い、約定力が高い、スリッページがあまりないFX会社を選ぶことが大切です。
以下におすすめのFX会社を紹介しますので、デイトレードをやりたいという方は無料口座開設しておきましょう。
マネーパートナーズ
マネーパートナーズは米ドル/円のスプレッドが0.3銭(原則固定)と業界最狭水準です。
更にスリッページもないので、注文も通りやすくデイトレードに向いています。