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FXには「デモトレード」というものがあるのですが「いまいちどうゆうものなのかわからない」という方の為に、デモトレードに関する注意点、メリットデメリット、本番との違い、デモトレードのやり方などを詳しく解説させて頂こうと思います。
デモトレードに少しでも興味のある方は是非参考にしてみて下さい。
デモトレードとは?
デモトレードとは実際のお金を使用せずに仮想のお金を使ってFXトレードを体験できるシステムのことです。
ちなみに、ここで言う「デモ」というのは「demonstration」の略で、直訳すると「商品の説明や使い方などを実際に見せたり試すこと」というような意味です。
仮想のお金を使って実際のFXトレードを「デモ(試す)」するものなのでデモトレードと呼ばれます。
もちろん仮想のお金を使ったトレードなので、どれだけ損失を出しても支払う必要はありませんし、逆にどれだけ利益を出しても受け取ることはできません。
つまり、ノーリスクで実際のFXトレードを体験することができるということです。
また、基本的にはデモトレードと言えど仮想のお金を使用するということ以外はほとんど実際のトレードと同じことを行います。
為替レートの値動きはもちろん、取引画面、取引ツールの操作方法、取引通貨ペアなどは全て実際のトレード環境と同じです。
その為、本番のトレード練習としてまずはデモトレードを行う人もたくさんいます。
- 仮想のお金を使ってFXを体験できるシステム
- 為替レートは本物と同じ
- 取引ツールや取引画面も本物と同じ
デモトレード4つのメリット
デモトレードの4つのメリットについて解説していきます。
FXを体験できる
何と言ってもやはりノーリスクで実際のFXを体験できるというのは大きなメリットです。
FXが何がなんだかさっぱりわからない人にとっても、まずはデモトレードを体験してみることでFXがどのようなものなのか何となく肌で感じることができます。
何事もそうですが、外から話を聞くだけなのと、実際に体感してみるのでは、その物事に対する興味や理解度は全く変わってきます。
FXトレードを体感することでFXにより興味が沸くこともあると思います。そうなると、為替関連のニュースにも興味を持ったり、世界情勢等にも興味を持ったりするかもしれません。デモトレードでFXを体験することで、FXに対してのアンテナが広がるのもメリットです。
実際のトレード練習になる
デモトレードでは本物の為替レートを使って実際に通貨ペアを選択して売買をすることができます。
本物のお金を使うこと以外はほとんど実際のトレードと同じことをするので、売買をやってみるだけでも練習になります。
- 今はどの通貨を買うべきなのか?
- もしくは売るべきなのか?
- どのタイミングでエントリーするべきなのか?
- どこで利確や損切をするべきなのか?
そういったことを実際に体感しながら練習できるのも大きなメリットです。
いざ自分自身で売買をしてみると、何を判断基準としてトレードをしていけばいいのかわからなかったりすることもあると思います。
そういった体験から一つずつ学んでいくことができます。
取引ツールを使う練習になる
デモトレードでは使用する取引ツールも本物と同じものを利用することが多いです。その為、取引ツールを使う練習にもなります。
取引ツールは初めて見ると何が何だかよくわからなかったりします。
こういった取引ツール画面なども、慣れている方ならすぐにわかりますが、初めて見る方にとっては何がなんだかわからないということもあると思います。
デモトレードならあれこれと取引ツールをいじって触って慣れることができます。
また、これから使いたいと思っているFX会社の取引ツールの使用感を試すこともできます。取引ツールを使う練習になるのもデモトレードのメリットです。
トレード手法の検証として使うことができる
デモトレードでは実際のお金を使用しないので、いくら損失を出しても実際のお金は減りません。
その為、リスキーなやり方でトレードをしてみたり、普段ならエントリーしないようなタイミングでエントリーしてみたり、試してみたい投資手法を試してみたりすることもできます。
トレードの研究や検証としてデモトレードを使用できるのもメリットと言えます。
デモトレード7つのデメリット
デモトレードにはデメリットも存在します。しっかりとデメリットについても理解しておきましょう。
実際のお金ではないので緊張感がない
デモトレードの最大の特徴は「実際のお金を使用しない」というところです。
その為、緊張感を持たずにトレードをする人がほとんどです。というより、デモトレードとはそもそもそうゆうものなので緊張感をもってやっているような人はいないに等しいと思います。
別にいくら損してもいいわけですから、100万円損しようが200万円損しようがハッキリ言って関係ないわけです。
この「緊張感のないトレード」と本番の「緊張感のあるトレード」では天と地ほどの差があると言っても過言ではありません。
緊張感の無いトレードではすべてが疎かになってしまうのです。
緊張感のないトレード | 緊張感のあるトレード |
|
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何となくイメージすることはできると思いますが、緊張感のないトレードをいつまでしていてもトレードスキルは一向に上がることはありません。
本気で勝ち続ける為にトレードスキルを上げていきたいのであれば緊張感のあるトレードをしていく必要があります。
実際に「損をする」という感覚を体験できない
デモトレードでは実際のお金を使用しないので、当然「実際に損をする」という体験ができません。
実はFXで勝ち続ける為にはこの「損をする感覚」をしっかりと感じることがとても大切です。
この損をする感覚に慣れていないと、実際に損失を出したときにパニックになってしまったり、冷静な判断ができなくなってしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったりするのです。
相場の世界において冷静さを欠くことは即退場を意味すると言っても言い過ぎではないと思います。
デモトレードで損をする感覚を体験しないまま実際のトレードでいきなり大金を使ってトレードをしてしまうと、このような状態に陥る可能性が高くなります。
どんなに優秀なトレーダーでも勝率100%は存在せず、FXを続けていけば必ず負けトレードは発生します。
大切なことは損失を出した時でも冷静に最善の判断ができるようになることです。これは実際に損をするという感覚を体感しなければ培われないものです。
FXは簡単だと勘違いしてしまう
デモトレードでたまたま上手くいくと、ついつい「FXは簡単かも」という勘違いをしてしまうことがあります。
デモトレードで勘違いをした初心者にありがちなのは、本番でもいきなりレバレッジを上げて大きな金額でトレードをしてしまい失敗をすることです。
本番では「資金管理」というところも大切なスキルの一つとなりますが、デモトレードで資金管理までしっかりと行っている人はほとんどいません。
緊張感の全くないデモトレードのたまたま勝ちを自分の実力と勘違いしないようにすることが大切です。
自分の実力というのは「実際のお金を運用して実際にいくら増やせるのか?」という部分だけで測るようにするべきです。
どれだけデモトレードで上手くいっても実践経験は0なので、実力は限りなく0に近いと思って本番に臨む方がベターです。
自分の実力は「どれだけお金を増やせているかどうか」だけで判断をしましょう。
どれだけ知識があって、どれだけ詳しくて、どれだけ勉強をしてもコンスタントにお金を増やせていなければそれは実力が無いのと同じです。
同じようにデモトレードでどれだけ上手くってどれだけ詳しくなっても、実際にお金を増やせているわけではありませんので、そのあたりを勘違いしないようにしましょう。
損切・利確が上達しない
デモトレードでは実際のお金を使用しない為、損切や利確も適当になりがちです。
実際のお金の増減を経験できないので、損切や利確に対しての経験値は上がることはありません。
いくらデモトレードでたくさん損切を経験しても、いざ実際のお金を使った本番では損切をすることに躊躇してしまうのです。
責任のない気軽なデモトレードでの損切と、実際に自分のお金が減る損切は全くの別物であることをしっかりと認識しておく必要があります。
資金管理スキルが上達しない
デモトレードでは実際のお金を使用しないので当然と言えば当然ですが、資金管理スキルもなかなか上達しません。
もちろんデモトレードとは言え、自分のお金だと思い込んで行えばできないことはないのですが、人間はそんなにうまく感情をコントロールできるものでもありません。
やはり心のどこかに「これは本物のお金じゃない」という意識があり、潜在的な部分で緊張感のないトレードになってしまいやすいのです。
- 資金量に対してどのくらいの損失なら許容できるのか?
- ポジションサイズはどのくらいにするべきか?
- レバレッジはどのくらいにするべきか?
- そもそもいくら口座に入れるべきなのか?
この辺りは実際のお金を運用しないとなかなか上達していかない部分です。
実際に利益が発生しない
デモトレードと言えど、それなりに時間と労力を使ってトレードをしていくことになると思います。
それだけ時間と労力を使っているにも関わらず利益は1円も発生しません。
そういった意味では時間と労力に見合ったリターンが無いのはデメリットと言ってもいいと思います。
とは言え「そもそも練習の為にやるのだからそんなの当たり前だ」と思われるかもしれませんが、極端な例を出すなら1年間毎日デモトレードだけをやり続けた場合、そこに費やした時間と労力は大部分が無駄になる可能性が高いです。
それだけ練習ができたと言えば聞こえはいいですが、デモトレードでは実戦経験を積めるわけでもないですし、やはり1年間毎日デモトレードに時間と労力を費やすのはデメリットの方が大きい気がします。
デモトレードはあくまで練習であり、デモトレードだけを長期間やり続けるよりも、慣れてきたら小額から実戦経験を積んでいく方が良いと思います。
本番で起こりうる「スプレッドの開き」「スリッページによる約定のズレ」等を体験できない
これは取引するFX会社によって違う部分ではありますが、本番では為替レートの値動きが激しい時などはスプレッドが大きく開いたり、なかなか約定しにくかったり、スリッページによって自分の思っていた価格で売買ができなかったりすることもあります。
しかしデモトレードの場合は基本的には注文をすれば希望通りの価格ですぐに約定するので、スプレッドの開きやスリッページなどを気にすることもありません。
この辺りのリアルな体験ができないのもデメリットの一つと言えると思います。
デモトレードと本番の違い
上記のようなデモトレードのメリット・デメリットを理解できればある程度デモトレードと本番の違いは見えてくると思います。
決定的な違いは本物のお金を使用しないことによる「緊張感の有無」「精神面への影響の有無」です。
トレードの世界ではこの精神面に与える影響の有無はとても大きな意味を持ちます。
- どれだけ冷静な判断ができるか
- どれだけ最善の判断ができるか
- 適当なトレードにならないようにできるか
- どれだけしっかりとリスク管理ができるか
こういったことは突き詰めると実は全て「精神面の話」に繋がります。
相場の世界では結局は精神レベルの高い人が勝ち続けます。
あとは細かい所で言えば本番で起こりうるスプレッドの開きやスリッページによる約定のズレなども本番との違いと言えます。
デモトレードでは勝てるのに本番では勝てない理由
「デモトレードでは勝てていたのに、実際のトレードをやってみたら全然勝てない」なんていう人は非常に多いです。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
その決定的な理由がまさに上記で説明した「緊張感の有無」なのです。
投資の世界で勝つ為に最も重要と言っても過言ではないのが人間の精神面、すなわちマインドの部分です。
投資の世界で成功している人はほぼ例外なくどんな場面でも冷静で、的確な判断ができて、勝負所をわかっていて、リスク管理もできて、知識もあって、何が起きても一切ぶれない高いレベルのトレーダーマインドを構築している人です。
つまり、投資の世界で生き残る為にはマインドを高いレベルに持っていくことが重要になるのです。
仮にマインドにレベルがあるとして、実際のトレードで勝つ為にはマインドレベル50以上ないと勝てないとします。
しかし、残念ながら仮想通貨で行う何の責任もないデモトレードではこのマインドという面が全く鍛えられません。いくらデモトレードを繰り返してもマインドレベルを上げる為の経験値は一切もらえないので、デモトレードによって知識は増えてもマインドレベルは1のままなんです。
「デモトレードで勝ったから実際のトレードでも勝てるだろう」と、意気揚々と実際の相場に参入しても、実はマインドレベルは1のままなので全くお話にならないレベルなわけです。
実はまだスライムしか倒せないレベル1の状態で、レベル50以上無いと倒せないボスがわんさか出てくるダンジョンに乗り込むようなものです。
実際のトレードでは勝率100%なんていうのは不可能ですから、100%損失を被る場面は訪れます。10万円、20万円、100万円と損失を被る場面でも平常心で的確な判断ができないといけません。
幾度となくチャンスっぽい場面も多々訪れ、ついついたくさんトレードをしてしまうこともあるかもしれません。しかし実際には本当にチャンスの場面までじっと待たなくては勝ち続けることはできません。
急な経済指標の発表でレートが乱高下することもあるかもしれません。その時ポジションを持っていたとしてもパニックにならず冷静な判断ができないといけません。
実際に本物のお金を使って運用すればすぐにわかると思いますが、実際のトレードはマインドに大きく左右されます。
実際のトレードではマインドが勝敗を左右するにも関わらず、デモトレードではマインドが一切鍛えられないどころか、逆に間違った勘違いマインドが構築されてしまいます。
「自分には才能がある」「自分は向いている」と、勘違いをしてしまうのです。実際のトレーダーマインドレベルは1なのにも関わらずです。
いきなり口座に大金を入金してしまう人の多くはデモトレード経験者だったりしますが、そこにはこんな勘違いがあるのです。デモトレードにはそんな勘違いを生み出す危険性があります。
デモトレードのやり方
今までお話させて頂いたデモトレードのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、あくまでFXに慣れる為の練習としてデモトレードを行うのは悪い選択ではありません。
やはり何も知らないよりは、デモトレードでもいいので少しでも触れてみることは大切です。
そこでデモトレードをやってみたいという方の為にデモトレードのやり方を解説致します。
1.デモトレードを行うFX会社を選ぶ
まずはデモトレードを行いたいFX会社を選びましょう。基本的にデモトレードは全て無料で行うことができます。
2.デモ口座を開設する
FX会社を選んだら、デモ口座を開設します。
口座といっても実際にお金を入金するわけではないので、基本的には審査もありませんし証明書の準備も必要ありません。
ほとんどのFX会社は名前、メールアドレス、パスワード程度の入力ですぐにデモ口座を開設することができます。
3.トレードツールのダウンロード
デモ口座を開設したら、各FX会社で用意されているデモトレードツールをダウンロードしましょう。
実際のトレードで使用するものと操作性はほとんど同じなので、ここでトレードツールに慣れることができます。
4.デモトレード開始
デモトレードツールをダウンロードしたら、後はデモトレード口座にログインすればすぐにデモトレードをすることができます。
といった流れなので、特に何か準備をする必要ないですしとても簡単にデモトレードを始めることができます。
いきなり実践もあり
もちろんいきなり実際のお金を使うのは怖いし、まずは練習をしたいということであればデモトレードから始めていいと思います。
ただ僕個人の意見では、いきなり実践から始めるのもあらゆる面で効率的なのでありだと思っています。(もちろん実践の場合は必ず少額で取引数量を小さくすることが大前提!)
- 口座開設の手間が1回で済む
- 緊張感があるのでトレードに対して真剣になりやすい
- 実戦経験を積んだ方が成長スピードが格段に早い
特にデモトレードと実践経験では成長スピードの差は歴然なので、なるべく早く成長したい人は実践から始めてしまうのもありです。
それに、実践とは言えしっかりとリスク管理をすればそれほど損失はでません。
極端に言えば、例えば口座に入金する金額を5千円にして取引数量を1000通貨や100通貨にすればほとんどの場合で5千円以上損をすることはありません。
少額とは言え実際のお金を使った取引なので、多少の緊張感はありますし、全てが本番と同じ環境でトレードをすることができます。実際のお金が増えたり減ったりする感覚を感じられるのも成長の為には大きなメリットです。
実際に損失を抱えた時、実際に利益が大きく伸びてきた時、実際に相場が乱高下している時、実際に強制ロスカットをくらった時、きっと自分の中のあらゆる感情の変化を感じることができると思います。その感情の変化を感じることがとても大切です。人間は損失を抱えるとどのような感情になるのか?利益を抱えるとどのような感情になるのか?そういったことは実践でなければなかなか学びずらいものです。
何事もそうですが実戦経験を積むことはとても大切ですので、1日でも早く実戦経験を積むには1日でも早く実際の口座を作って本番でトレードをしてしまう方が成長は早いです。
また、デモトレーダーにありがちな「勘違いスタート」はしにくく、慎重にしっかりと考えながら自分の経験値を積んでいくこともできます。
少額でやる場合は1000通貨や100通貨などの少額でトレードができるFX会社を選ぶ必要があります。