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「FXで実際に勝っている人っているの?」と思っても、ネット上だといまいち信用できない情報が多いですよね。
ネット上なら「FXで億を稼いだ」なんて言うだけなら誰でも言えてしまうわけですから……
そこで、本当に稼いだ実績のある人を見つける為の手段として「実際に脱税が発覚した人」を見つければ、脱税こそしてしまったものの逆説的に「FXで実際に稼いでいた事実」はまぎれもなく本物と言えると思います。
ということで、今回は実際に脱税によって億を稼いでいたことが判明したトレーダー達の実例を、実際の脱税事件の関連記事と一緒に紹介していきます。
FX取引、89歳男を在宅起訴=10億円の所得隠す-宇都宮地検
外国為替証拠金取引(FX)で得た所得を隠して脱税したとして、宇都宮地検は6日までに、所得税法違反罪で栃木県足利市、無職小川幸一被告(89)を在宅起訴した。所得隠しの総額は10億8000万円に上り、所得税計約3億9200万円を脱税していた。
引用元:時事ドットコム
なんと89歳の男性がわずか2年で10億円以上を稼ぎだしていたというのですから驚きです。
2年で10億の利益を上げるとなると、きっとかなりの金額で取引をしていたんだと思われます。
ある程度元手も大きくないと2年でそこまでは稼げないと思うので、元々相当な資産家とかだったんですかね……
仮に年利+100%とかで運用できたとしても、2年で10億稼ぐには元手は2億5千万ないといけないですからね。
FXでは1年間の累計で勝てるトレーダーというのは全体の1割程度しかいないなかで、しっかり2年間も累計で勝っていたというのはかなりのセンスがあったんだと思われます。
FX所得 1.4億円脱税容疑、海外移住の役員逮捕
日本在住時に利益
静岡地検は9日、外国為替証拠金(FX)取引で得た所得約3億6800万円を申告せず、約1億4千万円を脱税したとして、シンガポール在住の会社役員、溝田耕治容疑者(37)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した。溝田容疑者は日本在住時に問題のFX取引を行い、利益を申告しないままシンガポールに移住していた。
地検は同日、静岡県内などの複数の関連先を家宅捜索した。取引実態などの全容解明を進める。
逮捕容疑はパソコンを使ったFX取引で得た2009~10年分の所得約3億6800万円を申告せず、約1億4千万円を脱税した疑い。
地検によると、溝田容疑者は当時同県伊豆の国市に居住し、10年12月にシンガポールに住民票を移した。名古屋国税局が昨年、強制調査(査察)に着手していた。
関係者によると、溝田容疑者は取引に十数人の知人名義の口座を使用。数万円の謝礼を支払って口座を譲り受けた疑いも持たれている。地検は溝田容疑者が当初から利益を隠蔽する狙いでこれらの口座を使い分けていたとみている。
溝田容疑者は親族が代表の自動車部品製造会社(伊豆の国市)で専務を務め、三島市内にある同社の倉庫にパソコンを複数台置き、自動でFXを売買できる投資ソフトを使って取引をしていたとみられる。利益は海外の口座に送金するなどしていた。引用元:日本経済新聞
所得税法は国内に住所がないか、1年以上居住していない人を「非居住者」と規定し、日本の課税が限定される。ただ日本に住んでいた際の所得については、その後海外に住所を移しても日本で課税される。
2年で3億6,800万円は凄いですね。
この男性はいわゆる「業者間アービトラージ」の穴をついたプログラムを作成し、超ハイレバレッジでサヤ取りを繰り返していたようです。
業者間アービトラージというのは簡単に説明すると、異なる2社のFX業者における為替レートの差を利用して利益を得る方法のことです。
例えば全く同じタイミングでもA社とB社で提示しているレートが違った際に、その2社で両建て(A社で売り、B社で買い)をして、同じタイミグで決済をすることで、確実に利益を得ることができます。
このような自動売買プログラムを独自に作ってトレードを繰り返していたと思われます。
磯貝清明2004年に100万円の口座から始めた資金が3か月後には3倍となり、本業での儲けもFXにも投入して2005年には1億円を突破した。2007年には10億円を突破し、この時に住居を埼玉県から六本木ヒルズに移した。
六本木ヒルズでは家賃月に80万円の部屋に住み、六本木ヒルズクラブに入会し、FXを通じて知り合った仲間を呼んでパーティーをするなど年間に2000万円は使っていた。愛車はランボルギーニ・ムルシエラゴとランボルギーニ・ガヤルドの2台で合計約3500万円。
当時の本人の目標は1兆円であり、まだまだ続ける予定であった。だが後に発生したサブプライムローン危機により資金は減少し、自らの必勝法則は潰れた。
これについて本人は「銀行の定期預金に預けていればそこそこの生活が続けられただろうけど、FXと出会えたからこそいろいろな体験ができた」と語る。
資金が10億円のピークに達した数日後に一晩で4億円が減って、それにサブプライムローン危機が追い打ちをかけて3000万円にまで減少した。
2008年10月9日には東京国税庁査察部の係官が突然調査にやってきて強制捜査に入り、4億5000万円の所得を隠し、所得税1億6000万円を免れたと告発される。
ここから六本木ヒルズの住居を引き払い家業の2畳ほどのスペースに住み、六本木ヒルズクラブは会員資格停止となる。
2010年3月31日、さいたま地方裁判所より懲役1年6か月、執行猶予3年、罰金3500万円の有罪判決を受ける。
国税庁からは所得税1億6000万円、重加算税6000万円、年14.6%の所得税の延滞料を求められることとなる。延滞料は日に5万円加算され、本人は本業で稼いで返していくとした。
引用元:wikipedia
100万円の元手をわずか3年で10億円までにしたのは凄いですよね。
その後は当時高スワップであったポンドを1億ポンド(当時の為替レートで約250億円相当)保有し、1日当たり200万円のスワップを得ていたそうです。
その為「日本一ポンドを持つ男」と呼ばれるほどでした。
しかし、その後はリーマン・ショックなどに巻き込れ資産を減らすだけでなく、脱税によって3億3000万円もの負債を負ってしまいました。
池辺雪子
引用元:池辺雪子オフィシャルWEBサイト
東京都在住の主婦。
若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始める。
これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。
2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。
その結果、所得税、延滞税、重加算税、
住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。
2010年9月に執行猶予が満了。
東京都在住の主婦が3年で4億円もの利益を上げていたことが脱税によって判明しました。
主にユーロ/ドル、豪ドル/円、ニュージランドドル/円などを安い時期に仕込んでおく長期トレードスタイルだったと思われます。
外国為替証拠金取引(FX)で、平成18年12月までの3年間に約3億1200万円の所得があったにもかかわらず、申告せずに所得税約1億700万円を脱税したとして、所得税法違反の罪に問われた和歌山県橋本市の元小学校校長、中村安雄被告(72)に対する判決公判が31日、和歌山地裁で開かれ、田中伸一裁判官は懲役1年6月、執行猶予4年、罰金3200万円(求刑・懲役1年6月、罰金3200万円)を言い渡した。
この校長先生は元手220万円からたったの3年で3億まで増やしたわけですからとんでもないです。
3年間のトレードの内訳は以下のようになっています。
- 2004年:220万円⇒3,400万円(利益率1445%)
- 2005年:3,400万円⇒1億3千万円(利益率282%)
- 2006年:1億3千万円⇒3億1,400万円(利益率141%)
半端ないですね……
特に1年目の利益率1445%が凄すぎます。一体どんなハイレバレッジでやってたんでしょうか。
そしてしっかり3年間毎年100%以上の利益を積み重ねているあたりも、決してまぐれ勝ちではないことを示しています。
相当なセンスを持っていた方なんだと思います。