外国為替市場とは?インターバンク市場の仕組みと世界の取引規模

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FXを行っていくのであれば外国為替市場の基本についても理解しておきましょう。

ここでは外国為替市場についてわかりやすく解説していきます。

外国為替市場とは?円やドルなどの通貨を売買する市場

外国為替市場とは?

外国為替市場というのは「円」「ドル」「ユーロ」などの通貨が交換(売買)される市場のことです。

読み方は「外国為替市場(がいこくかわせしじょう)」と読みます。

そして外国為替市場は 大きく分けると「インターバンク市場」と「対顧客市場」の2つから形成されます。

外国為替市場を略して「外為市場(がいためしじょう)」などと言ったりもします。

インターバンク市場とは?

インターバンク市場とは世界中の金融機関同士で短期資金の貸借が行われる市場のことです。

外国為替市場全体の約7割はインターバンク市場で取引されていると言われていて、インターバンク市場の動向が為替レートの変動に強い影響を与えます。

この市場に参加できるのは金融機関のみで一般の投資家は取引に参加することはできません。

世界各国の銀行同士がバチバチやり合ってる場所っていうことですね。

インターバンク市場
インターバンク市場

ここでの為替レートが元になって一般投資家などにレートが提示されることになります。

対顧客市場とは?

インターバンク市場は金融機関のみが参加できる市場だったのに対して、対顧客市場は機関投資家、企業、個人投資家などの顧客と銀行が取引をすることができる市場です。

対顧客市場
対顧客市場

実は対顧客市場では銀行の利益を上乗せしたレート(日本の銀行では1ドルにつき+1円)での取引が行われます。

なので、僕達個人投資家も含めて、ここで取引をするだけで銀行は儲かるようにできています。

非常によくできたビジネスなんです。

外国為替市場はなぜある?旅行や貿易で通貨の交換が必要だから

なぜ外国為替市場が存在するのか?

外国為替市場が存在する理由は異なる通貨の交換が必要となることがある為です。

「異なる通貨の交換が必要になる」というのは、身近な例でいうと、海外旅行に行く際にその国の通貨が必要になりますよね。

海外では基本的には円が使えませんので、その国に対応している外貨に両替する必要があるわけです。

他にも輸入を行う企業等は、海外から買い付けをする為に外貨が必要になったりします。

仮に外国為替市場がなければ海外にもいけませんし、グローバルなビジネスもできません。

こういった様々なニーズを満たすために外国為替市場が存在するのです。

外国為替市場の取引時間は?平日は24時間・土日は休み

取引時間や休日はいつ?土日や祝日、年末年始の外国為替市場はどうなる?

外国為替市場は世界中に市場があるので平日であれば24時間取引ができますが、土日はお休みとなります。

FX業者によって細かい部分は異なりますが、基本的には市場は月曜日の午前7時ごろから土曜日の午前7時ごろまで開いています。

土日もやっている市場がある

バーレーン市場に関してはイスラム圏なので金曜日がお休みとなり、土日が平日となる為土日でも例外的に市場が開いています。

ただし、そこまで取引高は多くないので為替市場に与える影響は大きなものではありません。

月 火 水 木 金 土 日
午前7:00頃~ 24時間 24時間 24時間 24時間 午前7時頃まで 休み

外国為替市場は、日本の祝日でも基本的には開いています。ただし、1月1日と12月25日(クリスマス)は海外の主な市場が休みになるため、国内のFX会社も休場や取引時間の短縮になります。具体的な時間は会社ごとに違い、毎年12月ごろに発表されます。

外国為替市場はどこにある?決まった取引所の建物はない

外国為替市場はどこにあるの?場所は?

外国為替市場は東京、ニューヨーク、ロンドンなど世界中に市場があります。

主な市場は以下の通りです。

ハイライトされているところが市場が開いている時間帯

世界中に市場が存在するわけですが、中でも特に取引高が多いのが「ロンドン」「ニューヨーク」「東京」の3つの市場です。

この3つが世界の三大市場とも呼ばれています。

また、よく勘違いしがちなんですが、外国為替市場なんていうと株式の東京証券取引所みたいにどこかに取引所がありそうな感じもしてしまいますが、実は外国為替市場に特定の取引所はありません。

あくまで「その国の金融機関が開いている時間帯」が外国為替市場が開いている時間ということになります。

外国為替市場の取引規模は?1日平均9.6兆ドル(2025年4月)

外国為替市場の規模

国際決済銀行(BIS)が中央銀行の協力のもと3年ごとに発表している取引高では、2025年4月の調査では1日平均9.6兆ドル(1ドル150円で約1,440兆円)でした(くわしくは下の「世界三大市場はどこ?」で紹介します)。

為替市場は非常に大きな市場であると言えます。

外国為替市場を動かすのは?銀行どうしの取引と中央銀行の政策

外国為替市場を大きく動かす銀行の動き

為替相場を動かす要因は様々なものがありますが、特に外国為替市場に特に大きな影響を与えるのがインターバンク市場での取引です。

すなわち「世界各国の銀行の動き」が外国為替市場に大きな影響を与えるということです。

だからこそ、米FOMC政策金利発表や日銀金融政策決定会合といった指標発表が非常に注目されるわけです。

中央銀行が政策金利の方針を決めるわけですから、この発表が為替市場に与える影響も非常に大きなものとなるのです。

中央銀行の動きに注目

世界各国には中央銀行というその国の金融システムの中核をなす特別な銀行があります。

この中央銀行の動きこそが外国為替市場に非常に大きな影響を与えます。世界の主な中央銀行は以下のようなものがあります。

日本日本銀行
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)
イギリスイングランド銀行
EU諸国欧州中央銀行(ECB)

中央銀行の指標発表には注目をしておきましょう。

世界三大市場はどこ?国別の取引高と規模(2025年の調査)

外国為替の世界三大市場は、一般にロンドン・ニューヨーク・東京とされます。ただ、2025年4月の取引高で見ると、東京はシンガポールと香港に次ぐ5位でした。

順位国・地域世界の取引に占める割合
1位英国(ロンドン)約38%
2位米国(ニューヨーク)約19%
3位シンガポール11.8%
4位香港7.0%
5位日本(東京)3.5%

※国際決済銀行(BIS)の3年ごとの調査(2025年4月分・2025年9月30日公表の速報)と、日本銀行の日本分の集計(2025年10月6日公表)より。取引を受けた銀行などの拠点の所在地で集計

世界の外国為替の取引高は1日平均9.6兆ドルで、2022年の7.5兆ドルから28%増えました。1ドル150円で計算すると約1,440兆円です。このうち日本の市場は1日平均4,402億ドルで、世界に占める割合は前回の4.4%から3.5%に下がっています。

通貨別では、米ドルが全取引の89.2%にかかわり、ユーロが28.9%、日本円が16.8%で3番目でした(1回の取引に2つの通貨がかかわるため、合計は200%)。円は取引の場所としての東京のシェアは小さくても、通貨としては世界で3番目に多く取引されています。

「三大市場」は取引所の名前ではなく、その地域の銀行が活発に取引する時間帯のことです。日本時間でいつ動きやすいかはFXの取引時間は?で解説しています。

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