FXで借金をした47歳の男が両親を殺害した事件があったけどFXで借金するなんて馬鹿げてるよって話

FXで借金をした47歳の男が両親を殺害したという事件がありました。

同じFXをやっている身としても、とても悲惨な事件だと思っています。

事件の詳細

埼玉県毛呂山町の自宅で昨年1月、承諾を得て両親を殺害したとして、承諾殺人の罪に問われた毛呂山町前久保南、無職の男（47）の初公判が28日、さいたま地裁（北村和裁判長）で開かれ、男は「自殺を促したり、殺させてほしいと承諾を求めたことは一度もない」と起訴内容を一部否認した。

　検察側の冒頭陳述によると、男は外国為替証拠金取引（FX取引）により負った借金を返済するため、自宅の売却や父の生命保険を解約するなどして資金を調達。その後もFX取引や宝くじの購入などに金銭を消費し続けたために、生活が困窮し、借金返済も不可能になったことから両親に承諾を求め殺害した。

　弁護側は借金や父の病気などから、両親が「殺してほしい」と頼むようになったと主張し、「両親の望んだ死を実現させた」として承諾殺人罪の成立を争う姿勢を示した。

　起訴状などによると、男は昨年1月31日午後9時～同11時ごろ、毛呂山町の自宅で、父茂夫さん（74）と母由紀子さん（74）＝いずれも当時＝の承諾を得て、首にタオルを巻いて絞め付けて殺害したとされる。

Yahoo!ニュース

この記事によると、FXで負った借金を返済する為に「自宅の売却」「生命保険の解約」まで行って資金を調達していたようで、ここまでするということは相当な金額だったと思われます。そこまでなっているにも関わらず、その後もFXや宝くじの購入など消費し続けたというのですから驚きです。

74歳にもなる両親も家も生命保険も失い本当に悲惨な結果になってしまったと思います。

この事件に対する世間の反応

FXで借金をするなんて馬鹿げたこと

この事件に対して色々と思うことはありますが、FXをよくわかっていない方に対してお伝えしたいのはFXで人生を狂わすような借金をするなんて馬鹿げたことだよということです。

このニュース記事からは急激な相場変動によってロスカットが間に合わずに追証によって借金を負ったのか、そもそも借金をしてそのお金でFXを行ったのか具体的にどのような経緯で借金を負ったのかわかりませんが、ゼロカットシステムを使うなり、適切な資金管理を行うなり、いくらでも借金のリスクを無くすやり方はあります。

FXのゼロカットシステムとは？仕組みを利用して両建てすれば絶対に勝てるのか？

このようなリスクヘッジを「知っているか知らないか」というのが小さなようで人生を左右するような大きな違いになると思います。

また、借金をしたその資金でFXをやるというのはもはや言語道断です。FXは必ず余裕資金でやるのが鉄則です。とくに初心者の場合は必ず「最悪無くなってもいいと思える資金」で行うことが大切です。

大きな借金をしてまでやるものではありませんし、その借金で人生を狂わすなんて馬鹿げています。

FXでは大切な自分のお金をリスクにさらすわけですから、しっかりとこういった知識をつけて行うようにしていきたいですね。

同じFXをやっている身としてはこういった方が増えるとFXに対する風当たりも悪くなったり、規制が入ったりしてしまうことも考えられるので、一人でも多くの方がしっかりと知識をつけてお金を運用してほしいと思っています。