バーチャートとは?見方やメリットデメリットをわかりやすく解説

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FXチャートの中でもよく使われるチャートの一つに「バーチャート」というものがあります。

シンプルなチャートを使ってみたいという方は、バーチャートについての理解を深めてトレードのヒントにしてみましょう。

そもそもチャートって何?という方はまずはこちら

バーチャートとは?

バーチャートとは?

バーチャートとはその名の通り値動きをバー(棒線)で表示させたチャートです。

バーチャート
バーチャート

こんな感じのシンプルなチャートです。アメリカでは比較的よく使われているチャートです。

バーチャートの見方

バーチャートの見方

バーチャートは一つのバーの中で「始値」「終値」「高値」「安値」を示している「4本値」と、一つのバーの中で「終値」「高値」「安値」を示している「3本値」のスタイルがあります。

バーチャートの見方
バーチャートの見方

4本値の場合は、始値よりも終値が高い場合(価格が上昇している時)に陽線となり、始値よりも終値が安い場合(価格が下降している時)に陰線となります。

特に色分けをしなくても、すぐにどこが始値でどこが終値なのかは一目瞭然です。

また、3本値の場合はあえて始値を表記させずに「高値」「安値」「終値」だけの表記となります。

アメリカなどでは特に「終値」を重要視する傾向があり、この3本値のバーチャートが使われることも多いです。

このバーの集合体が、

バーチャート
バーチャート

こんな感じになるわけです。

シンプルなので明確なトレンドが比較的つかみやすいです。

で、このバーチャートもローソク足チャート等と同様に「5分足」「1時間足」「日足」など様々な時間軸に設定することができます。

様々な時間軸
様々な時間軸

5分足のバーチャートならバー一つあたりが5分間で更新されていきます。同じように1時間足のバーチャートであればバー一つあたり1時間、日足バーチャートであればバーひとつあたり1日となります。

その他にも「1分足」「15分足」「4時間足」「週足」「月足」など様々な時間軸があります。

そして「1分足」「5分足」など時間軸が短ければ短いほど細かい値動きを追うのに適しているのに対して、「日足」「週足」「月足」など時間軸が長ければ長いほど大きな値動きを追うのに適しています。

この辺りは自分のトレードスタイルに合わせた時間軸のチャートを活用していくことが大切になります。

バーチャートのメリットデメリット

バーチャートのメリットデメリット

バーチャートのメリット

バーチャートは高値と安値を強調したシンプルなチャートなので、高値と安値を基準としたトレンドラインが引きやすくなります。

バーチャートにトレンドラインを引いてみた
バーチャートにトレンドラインを引いてみた

こんな感じでトレンドラインが比較的引きやすいです。

相場における「高値」や「安値」というのはトレードをする上での重要なサインのひとつになり、そのラインが抵抗線になったり、支持線になることが非常に多いです。

そういったトレンドラインが引きやすいということは、ブレイクアウトもわかりやすいですし、反発したかどうかもわかりやすいということです。

相場の動きにもしっかり対応できるので、優位性のあるトレードがしやすくなるわけです。

また、価格が動いている時にローソク足よりも「動いている感」が少なく、心理的にぶれにくく見やすいという理由でバーチャートを使っているトレーダーもいます。

この辺りは個人個人感覚は違う部分ではありますが、「見やすさ」や「心理的影響」などもチャートを選ぶ上では大切な基準となります。

バーチャートのデメリット

バーチャートのデメリットとしては若干「始値」と「終値」が見づらいということでしょうか。

「始値」や「終値」をトレード時の材料として活用していくスタイルのトレーダーにはあまりおすすめしません。

また、シンプルなバーで表示されているので陽線と陰線の区別がパッと見ではわかりづらく、「相場の流れ」が読みづらい部分もあります。

取引ツールによっては陽線と陰線を色分けできるものもありますが、それでもローソク足などと比較するとやや見づらいです。

「高値」と「安値」が見やすいチャートなので、それ以外の情報を必要としている人にとっては少し使いづらいかもしれません。

メリット・デメリットを踏まえて

どんな情報を重要視してトレードをしていくのかはトレーダーごとに違いますし、どれが正解でどれが間違いもありません。

主に「高値」「安値」に比重を置いているのであれば、バーチャートは非常に使いやすいのではないかと思います。

上記のメリットの所でもお話しましたが、バーチャートの場合は高値同士や安値同士をラインで結びやすく、高値と安値を基準としたトレードがしやすいです。

また、アメリカなどでは非常にポピュラーなチャートでもあり多くの人達がトレードのヒントにしているので、統計的な信頼度も比較的高いと言えます。

相場の流れを読むというよりは高値安値を基準としたブレイクアウト、もしくは反発などのエントリーポイントを狙うのに適しています。

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