FX初心者にありがちな20個の失敗パターン

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ここではFX初心者がやりがちなよくある失敗パターンを20個紹介します。

個人的にはここで紹介する失敗パターンの「どれか一つでも」当てはまっている時点で相場で勝ち続けるのは難しいと思ってます。

更に複数当てはまれば当てはまるほど、より勝つのは難しいと言えます。

あなたがどれだけ当てはまるか是非チェックしてみて下さい。

ただし、もし当てはまっていたとしても落ち込むことはありません。初心者の頃は誰もがこのような失敗を経験するものだからです。

大切なのは「失敗に気づき」そして「反面教師にして今後は同じ失敗をしないようにする」ということです。

ここでありがちな失敗に気が付けるだけで大きな価値があります。

1.テレビ、ラジオ、ネットなどの情報を鵜呑みにする

テレビ、ラジオ、ネットなどの情報を鵜呑みにする

まず誤解の無いように言っておくと、テレビ、ラジオ、ネットで情報を集めること自体は悪いことではありません。むしろ情報はしっかりと集めるべきです。

問題なのはその情報を「鵜呑みにしてしまう」というところにあります。

特に初心者の方はテレビなどで専門家が「これからしばらくドルは上がることが予想されます」なんて言っているのを耳にした日には、ドルはしばらく上がるようにしか考えられなくなってしまうのです。

「詳しそうな人がこれからドルは上がるってい言ってたから…」

なんて考えで、特に自分で考えることなくドルは上がると思い込んでしまいます。

大切なことはテレビ、ラジオ、ネットなどでたくさん情報を集めた上で最終的には「自分の頭で考え、自分で判断をする」ことです。

情報を鵜呑みにするようなことなく、「なぜそうなるのか?」をしっかりと自分の頭をフルに働かせて考えることが大切です。

2.損切りができずに塩漬け&お祈りをする

損切ができずに塩漬け&お祈りをする

とっくに損切りポイントは過ぎているにも関わらず、結局損切りをせずにズルズルとポジションを持ち続けて、結果的に塩漬けになったり、ただただ戻ってくるまでお祈りをするような状態になってしまうのも初心者にありがちです。

もちろん何回もやっていれば中には価格が戻ってきて損失を出さずに済むことあるかもしれませんが、それを繰り返している限り必ずいつか強制ロスカットをされて資金の大部分を失います。

含み損を抱えたポジションをただただお祈りしながら塩漬けで抱えているのは「資金効率」「時間効率」共に最悪な状態です。

投資というのはしっかりと資金を回していかなければ増えません。

失敗は失敗と認めて、潔く損失を限定させて次に切り替えてしまった方が結果的には上手くいきやすいです。まずはこの事実をしっかりと認識することが大切です。

「いつか戻ってくるかもしれない」「損はしたくない」という気持ちで損切を先延ばししているうちはいつまでたっても初心者の領域から抜け出せません。

3.調子に乗ってロット数を一気に増やす

調子に乗ってロット数を一気に増やす

ある程度連勝をしたり、勝ちが続いてくるとどんどん調子に乗って「ロット数を増やせばもっと稼げるかも」といきなりロット数を増やしてしまうのも初心者にありがちな失敗です。

勢いでロット数を増やしたばっかりに一度の負けトレードで今まで積み重ねてきた勝ち分を全て吹き飛ばしてしまうのです。

勝ちが続いてくるとついつい負けトレードのことを考えなくなり、リスクについての考えが疎かになりがちです。

しかし、トレードを続けていけば必ずどこかで負けトレードは発生します。その負けトレードをしっかりと考慮した上での資金管理、及びロット数の調整が必要になるのです。

「勝っているから」とか「負けているから」という理由でロット数を変えるのではなく、自分の資金量に対してどのくらいのリスクを許容できるのかでロット数を決める必要があります。

4.最初の頃の「たまたま勝ち」を実力と勘違いする

最初の頃の「たまたま勝ち」を実力と勘違いする

FXの罠と言いますか、ある意味悪い部分でもあるのが「適当に買ったらたまたま上がっていって儲けることができた」みたいなことが初心者にも起こってしまうことです。

FXでたまたま勝ってしまった初心者は自分に実力があると勘違いしてしまうことがあります。

この罠にはまると「自分にはトレードの才能がある」と勘違いし「特に勉強をせずにスキルを伸ばそうとしない」といった状態に陥りやすいのです。これではいつかドカンとやられる日が間違いなくきます。

これはスポーツなどに置き換えるとわかりやすいのですが、例えばスポーツでは初心者がいきなりプロに勝つなんてまず無理で、当然たまたま勝つなんていうこともほぼありません。

本気で勝ちたい人は必死に努力をして練習したり勉強したりしてスキルを身につけていくと思います。

本来はFXもこれと同じように段階を踏んで努力をしてスキルを身につけていかなければいけませんが、「たまたま勝ち」があるのでその努力が必要であることに気が付かない人も多いのです。

FXは実力が見えにくい世界でもあるので、最初の数回のトレードで自分の実力を判断しないようにしましょう。

自分の実力は必ず1度や2度のトレード結果で評価するのではなく「年間を通して」とか「月間を通して」評価するようにしましょう。

「累計で」「勝ち続けている」ことが真の実力です。

すぐに利確をしたがる

すぐに利確をしたがる

初心者ほど損切はなかなかしたがりませんが、ちょっとした含み益ですぐに利確をしたがります。

「損はしたくないけど利益は欲しい」わけです。

利益が欲しいのはわかりますが、相場においてこの考え方は典型的な「コツコツドカン」に陥るタイプです。

人間は目先にある利益を欲しがるものなので、ちょっとプラスに転じるだけで利確をしたくてうずうずしてくるのです。

トレードスタイルによって異なる部分はありますが、トレードで勝つ為に大切なことは「損小利大」のトレードを心がけることです。

統計的に勝てるトレーダーほど「損小利大」ができているという事実を認識しておきましょう。

損小利大のトレードができれば勝率がそれほど高くなくても累計ではしっかり勝つことができます。

6.稼ぐことばかり考えてリスクの事を考えない

稼ぐことばかり考えてリスクのことを考えない

初心者にありがちなのが、とりあえず利益のことや勝った時のことばかりを考えて、負けた時のことを一切考えないでトレードをしてしまうことです。

「100万円を元本にして毎月5万円を給料から追加しながら年利10%で運用できれば9年後には1,000万円、28年後には1憶円に到達するぞ」みたいなことを頑張って計算する人って結構多いんです。

いや、これ自体はいいんですよ。

ただ、こういった計算ばっかり必死にやって「その逆」を一切考えてない人が多いのが問題なんです。

「よ~し、この計算通りやって俺も億トレーダーの仲間入りだ」なんて意気揚々と稼ぐことしか考えず、リスクのことが全く頭にないんです。

こうゆう人ほどそもそもリスクヘッジという概念もあまりなく、ひたすら利益をだしたいという気持ちだけでトレードをするのです。

FXではリスクとリターンは表裏一体です。リターン(利益)ばかりを考えるのではなく、同じくらいリスク(損失)のことも考えなければいけません。

どんなトレーダーでも勝率100%などという人は存在しないので、必ずリスク管理は必要になり、そのリスク管理ができていないトレーダーは「例外なく生き残ることができない」という事実を再認識しておきましょう。

7.「含み益」を利益だと勘違いする

「含み益」を利益だと勘違いする

初心者にありがちなのが、含み益が増えてくると「まるでそれがもう自分の利益かのように考えてしまう」という人も多いです。

例えば「含み益が+100pips」となったら、まるで既に+100pipsを獲得したかのような気持ちになるのです。

「含み益が利益である」という考えが強い人ほど、その後の値動きによって含み益が減ったときに合理的な判断ができなくなります。

例えば、一時+100pipsの含み益があったとして、その後利確をせずにずるずると下がっていき含み益が+50pipsほどになっても「あそこで利確していればこのトレードは+100pipsとれたはずだ」などとタラレバで物事を考えてしまうのです。

とっくにトレンドは転換しているにも関わらず、その悔しさからなかなか利確をせずに気がつけばマイナスに転じてしまうなんていうこともあります。

ここで大事なことは+50pips獲得できれば悪いトレードではないという客観的事実を認識することです。

ですが「含み益が利益である」という考えが強い初心者ほど 一時+100pipsあったことばかりが頭によぎって、その客観的な事実が見えなくなり合理的な判断、及びトレードができなくなるのです。

「家に帰るまでが遠足」ではありませんが、「売買が完結するまでがトレード」です。

トレードはしっかり売買が完結して初めて利益になるのです。

常に相場で合理的な判断をする為には「含み益はあくまで含み益であり利益ではない」ということを冷静に考えられる余裕が必要です。

8.含み損を見て見ぬふりをする

含み損を見て見ぬふりをする

含み益に関しては「利益だと思うな」ということを言いましたが、含み損に関しては「損だと思うな」という考え方は通用しません。

その理由は「含み益」と「含み損」では性質が全く異なるからです。

含み益には限界はありません。どこまで含み益が増えても全く問題ないですよね。

これに対して含み損は資金面(強制ロスカットされるという意味)で限界があります。含み損を抱えたままいつまでもいるということができないわけです。

資金に限界がある以上、いつまでも含み損を抱えたポジションを放置することはできません。

つまり含み損は実際の損失だと思って扱わなければ「いつか手遅れになるレベルで損失を出してしまう」ことになるということです。

「含み損は実際の損失じゃないから大丈夫」という考えでは、いつか必ず資金に限界が訪れ(強制ロスカットされ)そのころには手遅れレベルの致命傷を負ってしまうのです。

含み益、含み損に関して更に詳しくはこちら

9.ポジポジ病になってしまう

ポジポジ病になってしまう

FXを始めて「トレードが楽しい」と感じると、「すぐにトレードがしたい」「たくさんトレードがしたい」という衝動にかられます。

すると、チャンスでもないのにやたらとポジションを持ちたがってしまうのです。

これがいわゆる「ポジポジ病」と言われるものです。

チャンスでもないのにトレードをするということは、当然ですが負ける可能性も高くなります。

FXで勝つ為に重要になるのはチャンスとなる場面までひたすら「待つ」ということです。

この「待つ」ということをできるかできないかが、初心者かそうでないかを分ける重要な境目の一つともなります。

勝ち続けているトレーダーは「無駄なトレードをほとんどしない」ということを覚えておきましょう。

10.ナンピンをしてしまう

ナンピンをしてしまう

ナンピンとは、例えば買いポジションを持っていた場合にどんどん相場が下がっていっている場面で、買い増しをして平均取得単価を下げる手法です。

確かに平均取得単価は下がるので効果があるように感じますが、もはやこのトレードは勝つ為の本質をまったく無視した自分本位の「気休め」にしかすぎません。

それにナンピンが成り立つのは「無限に資金がある状態」なおかつ「100%必ず通貨価値が取得単価まで戻ってくる場合」のみです。

無限に資金があればナンピンは成り立ちますがそうでないのであればナンピンは有効な手法とは言えません。

そもそも「自分が持っているポジションの平均取得単価を下げる為に相場が下がっている局面で買い増す」ということ自体が本末転倒です。

トレードの目的は平均取得単価を下げることではありません。

重要なのは今この局面においてどちらに優位性があるのかを判断して、その時の最善の一手を打つことです。

つまり相場が下がりそうな局面なのであれば、今持っている買いポジションは潔く損切りして、新たに売りポジションを持つべきなのです。「平均取得単価を下げる為に買う」のではなく「勝つ為に売る」が正解です。

目的を履き違えずに、トレードは勝つ為に行うようにしましょう。

11.勝率を必要以上に気にする

勝率を必要以上に気にする

初心者にありがちなのが「今月は10勝9敗で勝ち越すことができた」などと勝率ばかりに目がいってしまうことです。

FXで重要なのは勝率を気にすることではなく「累計の損益」を気にすることです。

必要以上に勝率ばかりに気をつかうと、勝率を上げたいが為に利確もはやくなりがちですし、損切りは遅くなりがちになります。

そのほうが「勝率だけ」で言えば高くすることができるからです。

そうではなく、例え1勝9敗であっても累計でプラスになるようなトレードをしていくことが大切です。

-10pipsの9敗があっても、一度の+100pipsの狙い通りのトレードがあればそれでいいのです。

その為には、例え連敗が続いても勝率を気にすることなく自分のトレードルールを守ることがとても大切になります。

ただ勘違いしないで頂きたいのは、ある程度自分の手法やトレードルールを検証する段階では勝率を気にすることは大切です。「必要以上に」気にすることはないということです。

12.連敗を必要以上に気にする

連敗を必要以上に気にする

何度かトレードをしていくと「連敗」をする場面が必ず訪れます。

すると、仮に今まである程度上手くいっていたとしても連敗を必要以上に気にして手法をコロコロと変えてしまうのです。

トレードにおいて連敗を必要以上に気にしすぎるのはあまり良いこととは言えません。

例えば勝率6割のトレーダーがいたとしたら、100回トレードをすれば40回は負けるということであり、最高で40連敗も可能性としてはありえるということです。

しかしそのトレーダーは累計で見れば勝率6割です。勝率6割は非常に優秀で、実際は勝率2~3割でも十分勝てます。

ここでも、連敗を気にするのではなくやはり累計の実績を気にするようにしましょう。

一度や二度の連敗でぶれているようでは常勝トレーダーにはなれません。

13.絶対に勝てる裏技があるはずだと思い込んでいる

絶対に勝てる裏技があるはずだと思い込んでいる

初心者の人は「FXトレードには絶対に勝てる裏技があるはずだ」という謎の思い込みをしていることもあります。

「憶トレーダーの〇〇さんがやってる方法なら絶対勝てる」とか思ってしまうのです。

確かに上手くいっているトレーダーのやり方は参考になりますし、実際勝てる確率は高いと思います。

しかし、それはその勝っているトレーダーのスキルありきであることを忘れてはいけません。

例えば野球のイチロー選手のフォームを真似すれば自分もプロ野球選手になれるかと言えば違いますよね。

そこにたどり着くまでの練習や経験などあらゆるものがあっての結果です。

FXも一緒で、勝っているトレーダーのやり方を真似すれば上達はするかもしれませんが「絶対に勝てる裏技」にはなりません。

FXでは相対取引である以上絶対に勝てる方法なんていうのは存在せず、あくまで「勝てる確率をいかに上げれるか」という部分が大事になります。

しっかり勝ち続ける為にはどれだけ練習をし、勉強をし、センスを磨き、実践経験を積み、努力をしてきたかが重要になるのです。

裏技や近道を探し回るのではなく、正攻法で真正面から一歩一歩努力をしていくことが大切です。

14.スワップのことしか考えない

スワップのことしか考えない

初心者の中にはスワップのことしか考えていないような人もいます。

「トルコリラを10万通貨保有すれば毎日1,200円もスワップが受け取れる!ということは1カ月で36,000円、1年間で438,000円もスワップが受け取れる!凄い!今日からスワップ生活だ!」

みたいなことしか考えず、闇雲に高金利の通貨を買ってしまったりします。

スワップしか見えていない人のほとんどは結局為替差損によってスワップ以上の損失を被ってしまいます。

全然買うタイミングでないのに買ってしまったり、カントリーリスクを考慮しなかったり、ただただスワップという甘いにおいだけに誘われてしまうのです。

FXをするのであればあらゆる方面におけるリスクをしっかりと考えて投資をしなければいけません。

15.結果を急いで自分主体のトレードをしてしまう

結果を急いで自分主体のトレードをしてしまう

とにかく結果を急いでしまう初心者の方もいます。

「月間で100万円稼ぐぞ」とか「今日は10回トレードするぞ」とか自分主体の目的を設定して、その目的達成に向けて無理をしてトレードをしてしまうのです。

月に100万円稼ぎたいとか、1日に10回トレードしたいとか、そういった自分本位の考え方は相場には一切関係ありません。

自分の稼ぎたい目標金額を達成させる為にトレードをしてしまうと相場の動きを無視してトレードをしてしまうことになります。

例えば「今月あと1万円勝てば目標達成だ」なんて考えていると、その目標を達成させたいが為にチャンスでもないのに無理やりトレードをしてしまうのです。

FXで勝つ為にはそういった「自分主体」の考え方を捨てて「相場主体」の考え方にする必要があります。

自分の都合でトレードをするのではなくて「相場の動き的にチャンスだからトレードする」「チャンスじゃないからトレードをしない」という姿勢が大切です。

16.冷静さを欠いてトレードルールが守れない

冷静さを欠いてトレードルールが守れない

特に大きく損失を出してしまった時や、大きく利益を出した時などに冷静さを欠いてしまうのも初心者にはありがちです。

大きく損失を出してしまったばかりに、躍起になってすぐに反対ポジションでエントリーしたり、損を取り返そうと急にレバレッジを上げたりしてしまうのです。

こういう人ほど「往復ビンタ」をくらったり、闇雲にエントリーする「ポジポジ病」になりやすかったりします。

相場で勝ち続けている人の特徴として「冷静に淡々と優位性のあるトレードをする」ということがあげられます。

トレードで大きく稼ぐ人達の中には「ゲームでハイスコアを出す感覚でお金を増やしている」ということを言う人がいます。

お金という感覚がないので、そこまで熱くならず冷静に判断と行動ができるのだと思います。

ある意味でそれくらいドライに、かつ冷静に相場と向き合う姿勢が大切です。

17.勉強をせずに感覚でやってしまう

勉強をせずに感覚でやってしまう

初心者の中にはトレードルールがなくて「よくわからないけど感覚でトレードをやってしまう」という人もいます。

もちろん誰もが最初は知識がないのは仕方ないのですが、相場の世界は甘くありません。初心者であろうがプロであろうがファンドであろうが関係ないんです。

「FXをやったら100万円損したけど、やり方がよくわかってなかったから今の無しね!」などとはいかないですよね。

よくわかっていないのであればまずは勉強をするべきであって、よくわかってもいないことに大金をつぎ込むべきではありません。

感覚だけで勝ち続けられるほど相場の世界は甘くありません。

18.相場の動きを無理やり理由付けして自己解釈する

相場の動きを無理やり理由付けして自己解釈する

何かと相場が動いた理由を自己解釈で無理やり理由付けをする人もいます。

「今回の暴落は〇〇大統領の発言が原因で~」
「〇〇社の業績不振がきっかけで~」
「〇〇国の政策があったから~」

などと何かにつけて相場の動きを理由付けするのです。

もちろん重要な指標は相場の動きに大きな影響を与えるのは間違いありませんし、それらが要因の一つであることは十分考えられます。

しかしあくまでも「要因の一つ」であり、相場が動いたすべての理由がそれというわけではありません。

今自分が見れている情報なんて相場が動いた要素のわずか数%にしかすぎないと思った方がいいです。

FXは基本的に相対取引ですから、「何となく気分で売った」という人もいれば「とりあえずお金が必要になったから売った」という人もいるわけであって、相場に参加している世界中のトレーダーの売買理由を把握することは不可能です。

大切なことは「不確定要素は不確定要素として受け入れる」ということであって「わからないものはわからない」でいいんです。

それを無理やり理由をこじつけて自己解釈するのは間違った判断をしてしまう大きな原因となります。

不確定要素は不確定要素として、自分の周りに見えている狭い情報だけで判断をしないようにしましょう。

19.エントリーのことしか頭になく損切ラインのことを考えてない

エントリーのことしか頭になく損切ラインのことを考えてない

とにかく「どこでエントリーをするか」ということしか考えていない初心者の方もいます。

「ゴールデンクロスしたタイミングで買おう」
「108円になったらエントリーしよう」

みたいな感じでエントリーをするタイミングについてはある程度戦略を練っているのですが、損切のことが頭にありません。

これでは自分が思っていた方向とは逆に相場が動いた時にどうしたらいいかわからずに慌ててしまうのです。

大切なのはエントリーと同時に損切ラインもしっかりと想定しておくことです。

「ゴールデンクロスしたタイミングで買って、このラインを下回ったら損切しよう」
「108円になったらエントリーして、107.80円になったら損切しよう」

といった感じでエントリーと同時に損切ラインも想定しておくことで、そのトレードにおける最大損失も計算することができます。

こうすることで、自分の思惑とは逆に相場が動いたとしても慌てずに冷静なトレードができます。

20.やたらと色々なテクニカル指標を使いたがる

やたらと色々なテクニカル指標を使いたがる

ちょっとだけ詳しくなってくると「やたらと色々な指標を使いたがる」という人もいます。

もちろん一つ一つのテクニカル指標自体はしっかりと使いこなせば有効的に使えますし、トレード材料の一つとすることができます。

しかし問題なのは「大して使いこなせていないのにやたらたくさんのテクニカル指標を無駄に表示している人がいる」ことです。

例えばこんな感じで、ボリンジャーバンドやら一目均衡表やらパラボリックやらRSIやらと色々と表示させている人もいます。

そのすべての分析方法を熟知し、しっかりと使いこなせていればもちろん問題はありませんが、そうでないのならこれらの情報は時に「ノイズ」になってしまうことがあります。

ノイズになるというのは判断を迷わせたり、トレードを鈍らせたりしてしまうということです。

色々なテクニカル指標を使いたくなる気持ちはわかりますが、使いこなせないのであれば無理に使う必要はありません。

まとめ

実はここで紹介した初心者がやりがちな失敗例の多くは僕が初心者の頃に同じ経験をしてきたものばかりです。

なので、僕自身もこのような失敗を乗り越えて今があります。

失敗から学べることは本当にたくさんあります。

これらを意識するだけでも大幅に勝てるトレーダーへと近づくはずですので、是非反面教師にして下さい。

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