FXの時間足とは?種類とおすすめの組み合わせ、ドル円1本の値幅も解説

※記事内に広告を含む場合があります

こんな疑問を持つ方へ
  • FXの時間足とは何か、種類や英語の表記(M5・H1・D1など)を知りたい
  • 初心者はどの時間足を使えばいいのか、おすすめの組み合わせを知りたい
  • 自分の時間足で、ローソク足1本がどれくらい動くのか知りたい
  • 損切りの幅を何pipsにすればいいか、日足は何時に切り替わるのか知りたい

FXの時間足とは、チャートのローソク足1本が何分・何時間の値動きを表すかのことです。当サイトのドル円の1分足で数えると、ローソク足1本の平均値幅は1分足で3.3pips、1時間足で24.9pips、日足で147.4pipsでした。この記事では、時間足の種類と選び方、組み合わせ方、切り替わる時刻に加えて、1本の値幅と損切り幅の早見表まで解説します。

FXの時間足とは?ローソク足1本が表す時間の長さ

図1 日足1本の中身は、1時間足24本 ドル円・2026年9月24日(日本時間 朝6時〜翌朝6時)・Yahoo Financeの1分足から作成・出典: hiro-fx.com 157.8 158.0 158.2 158.4 158.6 158.8 159.0 円 6時 9時 12時 15時 18時 21時 0時 3時 翌6時 1時間足(1本=1時間) まとめると → 日足(1本=1日) 高値159.04 安値157.79 赤=上がった足・青=下がった足

図: 2026年9月24日のドル円。左は1時間足24本、右は同じ1日を日足1本にまとめたもの。Yahoo Financeの1分足からhiro-fx.comで作成

ローソク足は、ある時間の始値・高値・安値・終値を1本の形で表したものです。その「ある時間」の長さが時間足で、1分足なら1分、1時間足なら1時間、日足なら1日の値動きを1本にまとめています。

図1は、2026年9月24日のドル円を2つの時間足で描いたものです。左の1時間足では朝に下げて昼から上げた流れが見えますが、右の日足では「上がった1日」という1本になります。同じ相場でも、時間足を変えると見え方が変わります。

時間足の種類と英語の表記

時間足英語の表記(MT4など)1本の時間1日の本数の目安
1分足M11分約1,440本
5分足M55分約288本
15分足M1515分約96本
30分足M3030分約48本
1時間足H11時間24本
4時間足H44時間6本
日足D11日1本
週足・月足W1・MN1週間・1か月—

※MはMinute(分)、HはHour(時間)、DはDay(日)、WはWeek(週)、MNはMonth(月)の略。MT4の標準の時間足はこの9種類で、MT5では21種類から選べます(MetaQuotes公式ヘルプ)

多くのFX業者のチャートでも、この9種類はほぼ共通して選べます。業者によっては2時間足や8時間足など、ほかの時間足が用意されていることもあります。

ドル円のローソク足1本はどれくらい動く?時間足別の値幅

図2 ドル円のローソク足1本の値幅(高値−安値)の平均 2026年8月28日〜9月25日の21営業日・1分足から作成・日足は日本時間朝6時区切り・出典: hiro-fx.com 0 50 100 150 200 pips(1pips=0.01円) 1分足 3.3pips (1万通貨で約330円) 5分足 7.1pips (1万通貨で約710円) 15分足 12.3pips (1万通貨で約1,230円) 30分足 17.4pips (1万通貨で約1,740円) 1時間足 24.9pips (1万通貨で約2,490円) 4時間足 52.2pips (1万通貨で約5,220円) 日足 147.4pips (1万通貨で約14,740円)

図: ドル円のローソク足1本の値幅(高値−安値)の平均。2026年8月28日〜9月25日の21営業日。当サイトが毎日蓄積しているYahoo Financeの1分足から集計

当サイトでは、ドル円の1分足を毎日自動で保存しています。2026年8月28日〜9月25日の21営業日ぶんを時間足ごとにまとめ直し、1本の値幅(高値と安値の差)の平均を出しました。

時間足1本の平均値幅1,000通貨なら1万通貨なら1分足の何倍か
1分足3.3pips約33円約330円1.0倍
5分足7.1pips約71円約710円2.1倍
15分足12.3pips約123円約1,230円3.7倍
30分足17.4pips約174円約1,740円5.2倍
1時間足24.9pips約249円約2,490円7.5倍
4時間足52.2pips約522円約5,220円15.7倍
日足147.4pips約1,474円約14,740円44.2倍

※ドル円は1pips=0.01円なので、1,000通貨なら1pipsで10円、1万通貨なら100円の損益。日足と4時間足は日本時間朝6時(米国の夏時間中のNYクローズ)区切り。hiro-fx.comの集計

取引する量が分かれば、自分の時間足の1本が何円ぶん動くかの目安になります。たとえば5分足で取引するなら、1本の中で平均7.1pips上下するので、1万通貨なら約710円ぶんの振れ幅です。

時間が60倍になっても、値幅は約7.5倍

1時間は1分の60倍ですが、1時間足の値幅は1分足の約7.5倍にとどまりました。日足も1分の1,440倍の時間なのに、値幅は約44倍です。

相場は上げ下げを繰り返すので、時間が長くなっても値幅は同じ割合では広がりません。短い時間足で決めた損切りの幅を、そのまま長い時間足に使うと狭すぎることになります。

同じ時間足でも、日によって5倍以上違う

図3 日足1本の値幅は、日によって大きく違う ドル円・2026年8月28日〜9月25日の21営業日・日本時間朝6時区切り・点線は平均・出典: hiro-fx.com 0 100 200 300 400 pips 8/28 8/31 64 9/1 9/2 367 9/3 9/4 9/7 9/8 9/9 9/10 9/11 9/14 9/15 9/16 9/17 9/18 9/21 9/22 9/23 9/24 9/25 平均147pips 日付(2026年)

図: ドル円の日ごとの日足の値幅。2026年8月28日〜9月25日の21営業日。日本時間朝6時区切り。hiro-fx.comの集計

表の数字はあくまで平均です。図3のとおり、日足の値幅は一番小さい日で64pips、一番大きい日で367pipsと、5倍以上の差がありました。集計期間は約1か月と短いので、静かな時期なら1本の値幅はもっと小さくなります。

あわせて読みたい:ドル円は1日のうち何時に動くのか?過去1年の1時間足で時間帯別の値幅を調べた

どの時間足がおすすめ?取引スタイル別の選び方

図4 取引スタイルごとに、よく使われる時間足の目安 OANDA証券の解説(スキャルピングの用語解説)の表をもとにhiro-fx.com作成。業者や人によって幅があります 1分 5分 15分 30分 1時間 4時間 日足 週足 月足 スキャルピング 数秒〜数分 デイトレード その日のうちに決済 スイングトレード 数日〜数週間 ポジショントレード 数週間〜数か月

図: 取引スタイルごとによく使われる時間足の目安。OANDA証券の用語解説の表をもとにhiro-fx.comで作成

「どの時間足が最強か」という決まった答えはなく、ポジションを持つ時間の長さに合わせて選ぶのが基本です。OANDA証券の解説では、スキャルピング(数秒〜数分で決済する取引)は1分足〜15分足、デイトレードは5分足〜日足が目安とされています。

スイングトレード(数日〜数週間持つ取引)は1時間足〜週足、数週間〜数か月持つポジショントレードは日足〜月足です。図4のように範囲は重なっていて、人や業者によっても幅があります。

チャートを見られる時間も判断材料になります。日中に仕事がある人が1分足で取引しようとすると、見られる時間が限られます。4時間足や日足なら、1日に数回チャートを確かめるだけでも流れを追えます。

短い時間足ほど難しい?スプレッドの負担で比べる

時間足1本の平均値幅スプレッド0.2銭が値幅に占める割合
1分足3.3pips約6.1%
5分足7.1pips約2.8%
15分足12.3pips約1.6%
30分足17.4pips約1.1%
1時間足24.9pips約0.8%
4時間足52.2pips約0.4%
日足147.4pips約0.14%

※スプレッドは売値と買値の差で、取引のたびにかかるコスト。0.2銭(0.2pips)はGMOクリック証券のドル円の提示スプレッド(日本時間9時〜翌3時・原則固定・例外あり)。値幅は2026年8月28日〜9月25日のhiro-fx.comの集計

1分足の1本は平均3.3pipsしか動かないので、スプレッド0.2銭でも値幅の約6%にあたります。日足なら0.14%で、ほとんど気になりません。

短い時間足ほど、1回の取引でねらえる値幅に対してコストの割合が大きくなります。1分足や5分足は判断の速さも求められるので、初心者にとっては難しい時間足だといえます。

時間足の組み合わせ方:長い足で流れ、短い足でタイミング

図5 同じドル円を3つの時間足で見る(マルチタイムフレーム分析) ドル円の終値の推移・左: 4時間足(8/28〜9/25)・中: 1時間足(9/23〜9/25)・右: 5分足(9/25の15時〜翌3時)・日本時間・出典: hiro-fx.com 4時間足で「大きな流れ」 高値 160.39 安値 152.88 右の図の範囲 1時間足で「その日の方向」 高値 159.04 安値 156.93 右の図の範囲 5分足で「入るタイミング」 高値 158.29 安値 156.93 左で流れを確かめ、真ん中で方向を絞り、右でタイミングを見る、という順番で使います

図: 同じドル円を4時間足・1時間足・5分足で見たもの(終値の推移)。2026年8月28日〜9月25日。オレンジの範囲が右の図の期間。hiro-fx.comの1分足から作成

複数の時間足を組み合わせて相場を見る方法を、マルチタイムフレーム分析と呼びます。長い時間足で大きな流れを、中くらいの時間足で方向を、短い時間足で売買のタイミングを見るのが基本の考え方です。

図5の左の4時間足では、ドル円は9月前半に下げたあと戻していました。真ん中の1時間足で直近3日を見ると、9月25日の夜に下げた場面が目立ちます。右の5分足だけを見ていると、この下げが大きな流れの中のどこにあるのかが分かりません。

取引スタイル流れを見る足方向を見る足タイミングを見る足
スキャルピング1時間足15分足1分足
デイトレード日足1時間足5分足・15分足
スイングトレード週足日足4時間足

※組み合わせの一例。OANDA証券も「明確な定義はない」としています。hiro-fx.com作成

時間足の離し方にも決まりはありません。投資家のアレキサンダー・エルダーは、およそ5倍ずつ離れた3つの時間足を使う方法を紹介したとされています。

時間足は固定したほうがいい?

売買を判断する「メインの時間足」は1つに決めて固定しておくと、判断がぶれにくくなります。見る足を毎回変えると、自分に都合のよい形の足だけを探してしまいやすいからです。

そのうえで、上の時間足(流れ)と下の時間足(タイミング)を補助として見ます。メインの足を決めたら、損切りの幅もその足の値動きに合わせて決めます。

日足・4時間足は何時に切り替わる?業者とツールで違う

図6 4時間足と日足の区切りは、チャートの設定で変わる(日本時間) IG証券・JFXの公式説明とMT4のNYクローズ基準(夏GMT+3・冬GMT+2)から作成・夏時間は2026年3月8日〜11月1日 0時 2時 4時 6時 8時 10時 12時 14時 16時 18時 20時 22時 24時 日本時間0時で区切る IG証券・JFXの初期設定など 0〜4時 4〜8時 8〜12時 12〜16時 16〜20時 20〜0時 NYクローズで区切る(夏時間) MT4の多くの業者など 2〜6時 6〜10時 10〜14時 14〜18時 18〜22時 日足の区切り 6時 NYクローズで区切る(冬時間) MT4の多くの業者など 3〜7時 7〜11時 11〜15時 15〜19時 19〜23時 日足の区切り 7時 青い四角1つが4時間足1本。区切りがずれると、同じ時間帯でも足の形が変わります

図: 4時間足と日足の区切り時刻の違い(日本時間)。IG証券・JFXの公式説明、MT4のNYクローズ基準をもとにhiro-fx.comで作成

IG証券の説明では、4時間足は日本時間の0時〜4時が1本目で、以降4時間ごとに区切られます。JFXのチャートも初期設定は0時が基準です。

一方、MT4を使う業者の多くは、ニューヨーク市場の終わり(NYクローズ)を1日の区切りにしています。この場合、日足は日本時間の朝7時、米国の夏時間中は朝6時に切り替わります。

2026年の米国の夏時間は3月8日〜11月1日で、夏と冬で4時間足の区切りも1時間ずれます。「前日の高値」や「4時間足の終値」を使うときは、自分のチャートがどちらの区切りかを確かめておきましょう。ほかの人の分析と数字が合わない原因に気づけます。

損切りの幅は、時間足の値動きに合わせて決める

時間足5pips10pips20pips50pips100pips
1分足14.4%1.7%0.2%0.0%0.0%
5分足60.7%17.9%2.3%0.2%0.0%
15分足88.8%49.8%12.4%0.9%0.2%
30分足97.6%71.4%27.1%2.6%0.4%
1時間足99.4%86.9%51.3%7.1%1.2%
4時間足100%100%89.3%37.7%10.7%
日足100%100%100%100%76.2%

※表の見方: 損切りの幅(列)より大きく上下したローソク足(行)の割合。ドル円・2026年8月28日〜9月25日の21営業日・1分足からhiro-fx.comで集計

上の表は、ローソク足1本の中で、損切りの幅より大きく上下した足がどれくらいあったかをまとめたものです。自分の時間足(行)と、考えている損切りの幅(列)が交わるところを見てください。

たとえば15分足で10pipsの損切りを置くと、1本の中でそれ以上動いた足が49.8%ありました。約半分の足で、1本の上下だけで損切りに届きうる幅だということです。1時間足で20pipsでも51.3%あります。

ポイント:見ている時間足のふつうの値動きより狭い損切りは、相場の向きが合っていても引っかかりやすくなります。損切りの幅を決めたら、その幅で損をしても資金の数%に収まるように取引量を調整するのが基本です。

よくある質問

Q1. 初心者はどの時間足から始めればいいですか?

A. まずはポジションを持つ時間とチャートを見られる時間から選びます。値動きに慣れるまでは、1時間足〜日足から見始めると振り回されにくくなります。1本の値幅に対してスプレッドの負担が小さく、判断に時間をかけられるからです。

Q2. 一番多くの人に見られている時間足はどれですか?

A. どの時間足が一番見られているかを示す公的な統計はありません。日足や週足は多くの参加者が確かめるため、その高値・安値が節目として意識されやすいといわれます。

Q3. スキャルピングなら1分足だけ見ていれば大丈夫ですか?

A. 1分足だけだと、大きな流れの中のどこにいるかが分かりにくくなります。スキャルピングでも、1時間足くらいまでの流れは確かめておくと安心です。

Q4. 4時間足はなぜよく使われるのですか?

A. 1日が6本に分かれるので、日足より細かく、1時間足より落ち着いて流れを見られるためです。松井証券の解説でも、デイトレードとスイングトレードの両方で使われることが多いとされています。

Q5. MT4で2時間足や8時間足は使えますか?

A. MT4の標準の時間足は9種類で、2時間足や8時間足は入っていません。MT5なら21種類から選べ、国内業者の独自チャートにも2時間足や8時間足があるものがあります。

まとめ:時間足は、ポジションを持つ時間とチャートを見られる時間で選ぶ

  • 時間足は、ローソク足1本が何分・何時間の値動きを表すかを示すもの(英語ではM1・H1・D1など)
  • ドル円の1本の平均値幅は、1分足3.3pips・1時間足24.9pips・日足147.4pips
  • スプレッド0.2銭は1分足の値幅の約6%、日足では0.14%。短い足ほどコストの負担が重い
  • 長い足で流れ、短い足でタイミングを見るのがマルチタイムフレーム分析。メインの足は固定する
  • 損切りの幅は、表で自分の時間足の値動きと比べて決め、取引量で損失額を調整する

ドル円の本日の値幅と時間帯ごとの平均は今日の値動きマップで毎時更新しています。6通貨ペアを3つの時間足で判定したテクニカルサマリーもあわせてご覧ください。

※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。主な出典: OANDA証券・IG証券・JFX・GMOクリック証券・松井証券の公式サイト、MetaQuotes公式ヘルプ、Yahoo Finance(ドル円1分足・当サイトで蓄積)。この記事は情報提供を目的としたもので、特定の取引をすすめるものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。