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パウエルFRB議長「利上げのペースについて何も決定していない」発言を受け、市場も迷いが見える動きに

3月9日0時よりパウエルFRB議長の議会証言が行われました。
以下、主な発言内容まとめです。

  • 利上げのペースについて何も決定していないと強調したい
  • 我々はあらかじめ設定された道筋にいるわけではない
  • FRBは求人件数、CPI、PPI、雇用統計に注目している
  • 非常に堅調な雇用統計とインフレ指標は同じ方向にある
  • ターミナルレートは予想以上に高くなる可能性
  • インフレ率は低下しているが非常に高い水準

ドル円相場の動き

ドル円5分足チャート

市場が特に反応したのは「利上げのペースについて何も決定していないと強調したい」という発言です。
前日の議会証言では「今後のデータ次第では利上げのペースを加速させる用意がある」という発言から市場は次回FOMCでの0.50%の利上げを織り込み始めました。
しかし、今回の議会証言では「何も決まっていないと強調したい」という発言を受けて、次回FOMCでの0.50%の利上げ織り込み度がやや下がったと判断され、一時ドルが売られる展開となりました。
しかし、やはり利上げペースに関してはパウエルFRB議長が「何も決まっていない」と言うように、市場も迷いが見える動きとなり、その後は下げた分をすべて戻して上昇しています。

今後のドル円相場については、全体的にはパウエルFRB議長が言うように「今後のデータ次第」となるのは間違いなく、10日に控えた雇用統計までは市場にも迷いがあり方向感が掴みづらくなりそうです。

3月22日FOMCの利上げ織り込み度

3月9日時点での次回FOMCの利上げ織り込み度は0.25%利上げが22.1%、0.50%利上げが77.9%となっています。
昨日の段階ではほぼほぼ50%ずつだったのですが、そこから時間の経過と共に0.50%の利上げ織り込みが上がっています。
10日に発表される雇用統計の数値が強ければ、恐らくこのまま0.50%利上げの可能性が高いですが、もし雇用統計が低かった場合は0.25%利上げもあり得りえます。
なので、まだまだどちらに傾いてもおかしくはないと言える状況です。

また、3月のFOMCで0.50%の利上げをしてしまうと米経済をハードランディングさせるリスクが高まるという見方もあり、FRBのインフレ退治に向けた舵取りは非常に難しくなってきています。

SNSの反応

パウエルさん 5分でゼンモですか、、、

パウエルさんの発言開始時刻と同時に 相場大きく動くの面白い

金利上げれば通貨高誘発にはなるけど、やっぱりどうしてもリセッション懸念がちらつく。 パウエルはデータを重視するって言うてるし、米国雇用と経済と物価の指標を見てから判断するんやろな。 米国指標が崩れ出した時が一番怖い。その余波は必ず日本にも及ぶ。円高っていう形なのかどうかは知らんけど

パウエルさんがなにか言ったり言わなかったりするだけで、為替がこんなに動いちゃうんだもんなぁ

前日の発言が恐らく意図していない水準まで織り込んでしまったから鎮火しようとしてるのかな

半期に一度の議会証言。今夜は2日目で最後なので初日ほどは反応せずか・・・

市場があまりに早く0.5%利上げを織り込んだことを心地よく思ってないみたいね

利上げ織り込みすぎじゃないですか? パウエルはドットチャートの言及はしてますが3月の利上げはまだ織り込むには早い気がします

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